スマホを「充電しっぱなし」は損!? バッテリー劣化で“電池の寿命”が縮むって本当ですか?「無駄な買い替え」を防ぐためのポイントとは

配信日: 2025.10.30
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スマホを「充電しっぱなし」は損!? バッテリー劣化で“電池の寿命”が縮むって本当ですか?「無駄な買い替え」を防ぐためのポイントとは
スマホを使用する際、充電残量を気にする人は多いでしょう。生活の必需品であるスマホの充電が切れると不便なことが多いため、機会があれば可能な限り充電コードにつなぐという人もいるかもしれません。
 
本記事では、スマホを充電しっぱなしにするデメリットやバッテリーを長持ちさせる充電のコツを解説します。
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スマホの充電しっぱなしは損! デメリット3つ

スマホの充電しっぱなしは、スマホにとってどのようなデメリットがあるのかを確認していきましょう。
 

1. バッテリーの劣化が早くなる

スマホのバッテリーに使われている「リチウムイオン電池」は、繰り返しの充電や高電圧の状態が続くと劣化が進みやすくなります。満充電(100%)になった後も充電をし続けると、バッテリー内部で化学反応が起こり、電池の容量が少しずつ減少します。
 

2. 発熱によるダメージを受ける

充電しっぱなしは、スマホを発熱させて、バッテリーや本体内部の基板を傷める原因になります。スマホは、満充電になっても内部でわずかに充放電を繰り返すため、つなぎっぱなしの状態にすると常に熱が発生します。
 
特に、ケースをつけたままや布団の上、高温の部屋などで充電すると、熱が逃げにくく、ダメージが増大します。充電が終わったらケーブルを抜き、放熱しやすい環境で使用しましょう。
 

3. 消費電力が増加する

満充電後もスマホをつないだままにしておくと、微弱な充放電が繰り返され、わずかな電力を消費し続けます。また、通電し続けることで発熱の原因になる場合もあります。省エネや安全のためにも、充電が完了したらケーブルを抜く習慣付けが大切です。
 

バッテリーが劣化すると電池の寿命は縮む

劣化したバッテリーは、電池の持ちが悪くなり、スマホのパフォーマンスも低下します。フル充電しても数時間で充電がなくなる、急に電源が落ちるなどのトラブルは、バッテリー内部で電気をためたり放出したりする働きが弱くなるためです。
 
一般的に、スマホのバッテリー寿命は約2~3年といわれています。ただし、充電の習慣次第では、1年以内に劣化することもあれば、4~5年は持つケースもあります。バッテリーの寿命を長持ちさせるためにも、正しい充電方法を理解しておくことが大切です。
 

バッテリーの寿命を長持ちさせる充電のコツ3選

バッテリーの寿命を長持ちさせる充電のコツを3つ紹介します。スマホを充電する際に意識すると、効果的です。
 

1. 充電は20~80%の範囲で行う

スマホの理想的な充電範囲は、20~80%です。リチウムイオン電池は、残量ゼロや満充電状態を続けると劣化しやすくなります。バッテリー残量が20%を切る前に充電を始め、80%ほどで抜くようにしましょう。
 
最近のスマホには「最適化充電」や「バッテリー保護モード」が搭載されているため、設定すると自動的に過充電を防止できます。
 

2. 就寝中の充電を避ける

就寝中の充電は、長時間の満充電状態を作り出し、バッテリーを傷める原因となるため避けましょう。特に、布団や枕の上で充電すると熱がこもりやすく、発火のリスクもゼロではありません。安全面からも、就寝前にケーブルを抜くか、タイマー付きの電源タップを使うのがおすすめです。
 

3. 充電中に熱をこもらせない

ゲームや動画視聴をしながらの充電は、バッテリーが発熱しやすくなり、劣化を早めます。充電中のスマホ利用はなるべく控え、カバーを外したり、風通しの良い場所で充電したりして、熱を逃がしましょう。
 
もしスマホが熱くなった場合は、冷却シートや扇風機などで軽く冷やすのも効果的です。
 

正しい充電方法でバッテリーの劣化を防ごう

スマホの充電しっぱなしは、バッテリーの劣化を促進させ、寿命を縮める原因となるため、できるだけ避けてください。正しい方法で充電すると、一般的なバッテリーの寿命よりも長持ちさせられるケースもあります。充電によるバッテリーの劣化を防ぎ、快適にスマホを利用しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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