「LUUP」の電動キックボードで歩道を走ると“6000円”の反則金を取られる!? 「飲酒運転」だと“100万円以下の罰金”が科されるケースも!
このLUUPの電動キックボードについて、誤った乗り方をすると罰金などの対象となることはご存じでしょうか。本記事では、LUUP利用時の交通ルールと、違反した場合の罰則について詳しく解説します。
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目次
「LUUP」電動キックボードの道路交通法上の車両区分は「特定小型原動機付自転車」
電動キックボードをはじめとする電動小型モビリティは2023年6月まで「小型特殊自動車」でしたが、法改正により2023年7月1日以降、一定の基準を満たす電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」の区分になりました。
警視庁によれば、「車体サイズ」「原動機定格出力」といった、車体設計の条件に加えて以下の基準を満たしていれば免許不要で運転できるとされています。
・道路運送車両法上の保安基準に適合していること
・自動車損害賠償責任保険(共済)の契約をしていること
・標識(ナンバープレート)を取り付けていること
見た目はキックボードですが、公道ではれっきとした車両の一種であり、原付や電動バイクに近い乗り物といえるでしょう。
「道路交通法違反」には要注意! 歩道を走れば「反則金」の対象となる可能性も
免許不要でも、車両で公道を走行する以上は、道路交通法の規制対象となるため、そのルールを認識しておかなければなりません。
LUUP公式サイトでは「LUUP電動キックボードの交通ルール」として10点の諸注意を掲げています。教習を受けていない利用者にとっては即座の判別が難しいであろう標識の例外や、なじみの薄い「二段階右折」の方法なども含まれているため、実際の運転では細心の注意が必要です。
「(1)ライド時(乗っている時)は車道を走行します」の項目では、車道走行についてのルールを説明しています。この車道通行の原則を守らなかった場合、行政処分として反則金6000円を、刑事処分となった場合は「3ヶ月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金等」が課せられる可能性があるとされています。
中には複雑なルールもあるため標識の見逃しや、走行モードの切り替え忘れなどが原因で、予期せぬ交通違反が起こりうることも考えられます。また、歩行者などとの人身事故を起こす可能性もあるため、運転する際は細心の注意を払いましょう。
飲酒運転は「100万円以下の罰金」や「5年以下の懲役」の恐れも!
LUUPの電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」に分類されるため、警視庁によれば、以下のような違反を起こした場合は取り締まりの対象となります。
・「酒気帯び運転」では「3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」
・「酒酔い運転」では「5年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金」
ほかにも反則金や罰金が定められている主な違反は以下の通りです。
・「駐車違反」では「15万円以下の罰金等」
・「携帯電話使用等違反(ながらスマホ)」では「行政処分:1万2000円の反則金」「刑事処分:6ヶ月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金」、交通の危険を生じさせた場合は「1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金」
・「救護義務違反(ひき逃げ)」では「10年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金等」
運転免許が不要とはいえ、自動車やバイクを運転しているときと何ら変わりないことを認識しておきましょう。
まとめ
LUUPの電動キックボードは小回りの利く手軽な電動小型モビリティではありますが、不慮の罰則を受けないようくれぐれも注意して利用しましょう。LUUPの操作方法や交通法規はもちろん、利用エリア周辺の道路事情といったさまざまな点を考慮に入れたうえで、移動手段を選択することが重要です。
出典
株式会社Luup LUUP Letter LUUPの電動キックボードに乗るために必ず知っておくべき交通ルール
警視庁 特定小型原動機付自転車に関する交通ルール等について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
