先日、会社の飲み会で上司がおごってくれました。お礼にちょっとした差し入れをしたいのですが、金額はどのくらいが妥当でしょうか?
ありがたい気持ちはあるけれど、「お礼をしたほうがいいのかな? 」「何を贈ればいいんだろう? 」と悩む人は多いものです。本記事では、社会人としてのマナーをわきまえつつ、相手に気を遣わせない“ちょうどいい差し入れ”を選ぶためのポイントを紹介します。
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お礼の基本は「気持ち」で十分
まず知っておきたいのは、「上司が部下におごる」という行為は多くの場合“社交の一環”であり、“見返りを期待していない”ということです。
お礼の目的は「ごちそうになった感謝をさりげなく伝える」こと。そのため感謝の言葉を伝えるだけでも十分立派なお礼になります。
例えば、翌朝「昨日はごちそうさまでした。とても楽しかったです!」と直接声をかける、またはメールやチャットでひと言お礼を送るだけでも、印象はぐっと良くなります。
それでも何か渡したい場合の目安金額
それでも「何か形に残るものを渡したい」と思う場合は、500〜1500円程度が目安です。あくまで“お礼の気持ち”としての範囲で、負担に感じられない金額が好印象です。
・個別におごってもらった場合
→500〜1000円程度
・複数人分をまとめておごってくれた場合
→代表して1000〜1500円程度の品を差し入れとして渡す
・部署全体の飲み会など大人数の場合
→個人でのお礼は不要。グループで簡単なお菓子を共有する程度でOK
ポイントは「お返し」ではなく「感謝のしるし」であること。金額よりも、選ぶ品と渡し方に気遣いが感じられるかどうかが大切です。
実際に喜ばれる“ちょっとした差し入れ”の例
お礼の品は、上司の負担にならず、さりげなく感謝が伝わるものを選びましょう。
株式会社クオカードの調査によると、ちょっとしたお礼やお返しでは、「食品・スイーツ」が75.8%と最も多く、次いで「お茶・コーヒー」28.6%、「商品券・ギフトカード(QUOカードなど)」22.2%でした。また、もらってうれしいものの約半数が「商品券・ギフトカード(QUOカードなど)」と回答しています。
また、お礼の品はできれば直接手渡しがおすすめです。タイミングとしては、飲み会の翌日か、次に顔を合わせたとき。「昨日はごちそうさまでした。とても楽しかったです。よかったらこちらどうぞ」とひと言添えるだけで十分です。
また、メモや付箋で「ごちそうさまでした。とてもおいしかったです!」と一言添えるのも好印象。派手すぎず、さりげない心遣いが上司に伝わります。
お礼は金額よりも“気遣い”で決まる
おごってもらったときのお礼は、「どのくらいの金額か」よりも「どのように気持ちを伝えるか」が大切です。上司にとって、部下からの“丁寧なお礼の言葉”や“心のこもった差し入れ”は、思いのほかうれしいものです。形式的に返すよりも、感謝の気持ちを素直に表現することが大切です。
出典
株式会社クオカード 「ちょっとしたお礼やお返し」に関する実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
