冬本番前に「掃除」で節約! 掃除で電気代を抑えられる家電とは?

配信日: 2025.11.09
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冬本番前に「掃除」で節約! 掃除で電気代を抑えられる家電とは?
冬が本格化するこの時期、暖房を長時間使用するご家庭では電気代が気になるものです。実は、暖かい部屋を保つための家電の使い方だけでなく、掃除という日常的な行動が、電気代削減に直結することをご存じでしょうか。
 
本記事では、生活者の視点から、掃除がどのように家計の助けになるのかを解説します。
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なぜ掃除が電気代節約に直結するのか

掃除が節約に結びつく理由は、家電の「効率」と「消費電力」の関係にあります。例えば、エアコンや冷蔵庫などは内部のフィルターや背面の放熱部分にホコリがたまると、空気の流れや熱の放出が妨げられ、同じ性能を発揮するためにより多くの電力が必要となります。つまり、見えない汚れが電気代増加の原因となるのです。
 
例えば、経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」では、エアコン(2.2キロワット)のフィルターを月1~2回清掃した場合と目詰まりしている場合を比較すると、年間で約990円の節約になるとされており、掃除の効果は決して小さくありません。
 
このように、冬本番前を迎える前にエアコンの掃除を済ませておくことで、暖房利用時の余分な電気代も抑えることができます。
 

家電別・掃除で電気代を抑えるポイント

冬に使う機会が増える家電は、少しの汚れが電気代の上昇につながることが分かりました。ここからは、家電ごとに効率を高める掃除のポイントを紹介していきます。
 

エアコン・暖房機器

冬に最も使用時間が長くなるのが、エアコンや電気ストーブなどの暖房機器です。フィルターや吹き出し口にたまったホコリを取り除くだけで風量が改善し、効率よく暖房ができるため、設定温度を高くしすぎずに済みます。
 
また、室外機の周囲に落ち葉やホコリがたまっていると熱交換効率が悪化するため、外の点検も重要です。定期的な掃除により、1シーズンで1000円以上の電気代削減が期待できます。
 

冷蔵庫・冷凍庫

冷蔵庫は常に稼働しているため、わずかな効率低下でも年間の電気代に大きな影響を与えます。背面や下部にある放熱板にホコリが付着すると冷却効率が低下し、モーターの稼働が増えることで電力消費が増加します。
 
また、庫内に物を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、冷却効率が落ちて冷却時間が長くなってしまいます。月1回程度の簡単な掃除と庫内の整理を行うことで、年間で数%の電力削減が期待できます。
 

洗濯機・乾燥機

冬は乾燥機能を使う機会が増えるため、フィルター掃除が欠かせません。フィルターの目詰まりは、乾燥時間の延長と電気代増加の原因となるため、糸くずフィルターは乾燥ごとに掃除し、洗濯槽や排水フィルターは月1回程度掃除しましょう。これにより、乾燥時間の短縮と効率的な運転が可能になります。
 

換気扇・空気清浄機

冬は窓を閉め切る時間が長くなるため、換気扇や空気清浄機の使用が増えます。フィルターや油汚れがたまると空気の流れが悪くなり、モーターに負荷がかかって電気代が上がるため、こまめな掃除が必要です。汚れをしっかり落とすことで風量や静音性が改善され、省エネとともに快適な室内環境を維持できます。
 

掃除と家電選びで賢く節約する

掃除によって家電の効率を高めることは、すぐにできる節約法です。さらに家計を意識するなら、家電選びの段階から「省エネ性能」と「掃除のしやすさ」を重視することが大切です。
 
省エネ性能が高い家電は初期費用がやや高くても、長期的には電気代の節約につながります。また、掃除しやすい構造の家電はメンテナンスが簡単で、効率を長期間維持しやすいため経済的です。
 
掃除を「手間」ではなく、「お金を生み出す行動」と考えれば、家計管理の重要な一部として定着しやすくなります。月に数回の掃除が、年間で数千~1万円程度の電気代節約が期待でき、その効果は十分に投資価値があるといえるでしょう。
 

冬前の掃除で賢く電気代を節約しよう

冬の電気代を抑えるために、まず取り組むべきは「掃除」です。ホコリや汚れを取り除くことで家電の性能が向上し、電力消費を削減できます。
 
もちろん、省エネ性能の高い家電の導入も効果的ですが、今ある家電を最大限に効率よく使うための第一歩は掃除にあります。日常の小さな手間が、光熱費節約として確実に家計に返ってきます。冬本番を迎える前に掃除をして、節約を実現させましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭でできる省エネ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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