ホテルのアメニティ、使わなかった分は持ち帰ってたんですが…これってダメですか?持ち帰っていいもの・ダメなものの見分け方を教えてください。

配信日: 2025.11.12
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ホテルのアメニティ、使わなかった分は持ち帰ってたんですが…これってダメですか?持ち帰っていいもの・ダメなものの見分け方を教えてください。
旅行や出張でホテルに泊まると、客室にシャンプーや歯ブラシ、スリッパなど、さまざまなアメニティが用意されていますよね。「使わなかった分を持ち帰ってもいいのかな?」と悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
 
実は、アメニティには“持ち帰ってOKなもの”と“持ち帰りNGなもの”があるのです。本記事では、その見分け方とマナーについて詳しく解説します。
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持ち帰ってOKなものの基本は「使い切りタイプ」

近代化学株式会社の調査によると、約9割の人がアメニティを持ち帰った経験があると回答しています。ですが、ホテルのアメニティの中で持ち帰りが許可されているのは、使い切りの消耗品が基本です。
 
たとえば次のようなアイテムは、持ち帰っても問題ない場合がほとんどです。
 

・歯ブラシ、歯磨き粉
・カミソリ、ヘアブラシ
・綿棒、コットン、シャワーキャップ
・使い捨てスリッパ
・ティーバッグやインスタントコーヒー
・小分けボトルのシャンプー・コンディショナー・ボディソープ

 
これらは「衛生上、次の宿泊者に使い回せないもの」であり、ホテル側も持ち帰りを想定して用意しています。
 
特に高級ホテルでは、ブランドロゴ入りのアメニティを記念に持ち帰る人も多く、ホテル側も一種の“サービスの一部”として提供しているケースが少なくありません。

 

持ち帰りNGなものは備品・リユース前提のアイテム

一方で、客室内にあっても持ち帰ってはいけないものもあります。代表的なのは次の通りです。
 

・ドライヤー、加湿器、電気ポットなどの電化製品
・バスタオル、フェイスタオル、ガウン、パジャマ
・ハンガー、クッション、ルーム用マグカップ
・大型ボトルのシャンプー・コンディショナー(詰め替え式)
・グラスやワイングラス
・リモコンや時計などの客室備品

 
これらは繰り返し使用するホテルの備品です。持ち帰ると「窃盗」とみなされる場合もあり、最悪の場合は警察沙汰になることも。「小さいものだから大丈夫」と思っても、基本的には“持ち出し厳禁”です。
 
最近では環境配慮の観点から、シャンプー類をボトル固定式に変更するホテルも増えており、「使い切りでないものは持ち帰らない」が鉄則です。

 

迷ったときの判断基準「次の人が使えるか」で考える

「これ、持ち帰っていいのかな? 」と迷ったときは、“次の宿泊者が使えるかどうか”を基準に考えましょう。
 
次のお客さまに再利用できるものはホテルの備品、使い切りで衛生的に再利用できないものは持ち帰りOK、という考え方です。
 
また、ホテルによっては持ち帰り可・不可が異なる場合もあります。
 
特にタオルやルームウェアなどは、販売用としてフロントで購入できるケースもあるため、「持ち帰りたい」と思ったらスタッフに確認するのが安心です。

 

持ち帰りマナーを守ることが、スマートな宿泊者の証

ホテルのアメニティは「おもてなしの一部」であり、宿泊者が快適に過ごすために用意されたものです。持ち帰り自由とはいえ、過剰にまとめて持ち帰るのはマナー違反。
 
特に未使用の歯ブラシやスキンケアセットなどを“お土産用”に大量に取る行為は、ホテル側のコスト負担を増やし、他の宿泊者へのサービス品質を下げる原因にもなります。
 
エコの観点からも、必要な分だけ使い、残りは無駄にしないことが大切です。
 
ホテルによっては「アメニティを必要な方のみお持ちください」と記載している場合もあり、こうした取り組みは環境配慮とサービスの両立を目指したものです。

 

持ち帰りマナーを知って、気持ちよくホテルライフを!

ホテルのアメニティは、旅の小さな楽しみのひとつ。正しいマナーを知っておけば、気持ちよく宿泊できるだけでなく、ホテル側への思いやりにもつながります。“もらえるもの”と“借りているもの”をしっかり区別して、気持ちのいいホテルライフを楽しみましょう。

 

出典

近代化学株式会社 アメニティについてのアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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