近所のカラオケが「フリータイム1400円」で驚き! 昔は「1曲100円」でしたよね? かなり安いですが“1曲のコスパ”はどれだけ下がったでしょうか?
本記事では、昭和~平成の「1曲100円」時代のカラオケと、現代のフリータイム料金を具体的に比較していきます。
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
昔のカラオケ料金事情
1980~90年代はじめくらいまでは、カラオケは曲ごとに専用の機械に100円玉を入れて歌うスタイルが一般的でした。ヒット曲が1曲100円という価格設定は、当時の家計において決して安いとは言えませんでした。
10曲歌えば1000円、20曲で2000円になる計算ですし、ドリンクは一杯ずつ注文するのが普通でした。
現代のフリータイム料金の仕組み
現代のカラオケでは多くの場合、「フリータイム料金」という、長時間の歌い放題プランが選べます。フリータイムの内容としては、ドリンクバーがセットになっていたり、ワンオーダー制だったりと店舗によってさまざまです。
一例として、カラオケの全国チェーンである「まねきねこ」の福岡県福岡市の中洲川端駅前店の価格を見ていきましょう。
この店舗での昼のフリータイムは11時~18時で、週末・祝日の場合の料金は税込みで会員が約1100円、会員以外が約1400円です。
※料金は店舗や時期、曜日によって異なります。
コスパ比較:1曲100円時代 vs 現代フリータイム
それでは、昔の1曲100円と、現代のフリータイム(今回はまねきねこ中洲川端駅前店)のコスパを比較していきましょう。
まず昔の1曲100円では、60分で10曲歌う場合、1000円が必要です。そのため、90分(15曲)では1500円、120分(20曲)では2000円、その後も多くの曲を歌えば歌うほどお金はかかります。
続いて、「まねきねこ」ですが、こちらは会員以外の場合でも、昼のフリータイム時間である7時間どれだけ歌っても約1400円です。7時間じっくり歌った場合、1時間あたりのコストは200円です。
つまり、7時間歌った場合、昔は1時間で10曲歌えば1000円だったのが、今はその5分の1程度で楽しめます。もちろん、時間制ではなくフリータイムで入ったのに1時間ほどでお店を出た場合などはコスパは下がりますが、多くの場合は現代のほうが高コスパだと言えるでしょう。
なお、今回は7時間を例に出しましたが、タイトルのケース(6時間・約1400円)でも、1時間あたりは約233円、1曲あたりは約23円(1時間10曲想定)となり、やはり「1曲100円時代」と比べて大幅に割安です。
長時間カラオケ、楽しみ方のヒント
多くのカラオケ店で導入されているフリータイムを100%楽しむには、どういう点を抑えておけば良いのでしょうか。いくつか見ていきましょう。
・適度に水分補給をする
長時間歌っていると、思っている以上に喉が渇きます。声を長持ちさせるためにも、定期的に水やお茶で水分を補給するのがおすすめです。極端に冷たい飲み物や炭酸飲料などの刺激物は喉に負担をかけますので、喉に優しい飲み物を選ぶとよいでしょう。
・グループ割や学割プランを確認する
お得なフリータイムをさらにお得にする手段として、グループ割や学割プランの活用が挙げられます。先ほどの、まねきねこ中洲川端駅前店でも学生を対象とした夜のフリータイムプランが存在し、かなりお得に楽しむことが可能です。
まとめ
今のカラオケのフリータイム制は、かつての1曲100円スタイルと比べるとかなりコスパが高いと言えます。時間を気にせず思いきり歌って、仲間と楽しい時間を過ごす自由さとお得感は、昔にはなかったカラオケの魅力と言えるでしょう。
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
