新1000円札が「260倍」で買い取られる!?新紙幣でもプレミアがつく“レア記番号”にはどのようなものがある?

配信日: 2025.11.18
この記事は約 3 分で読めます。
新1000円札が「260倍」で買い取られる!?新紙幣でもプレミアがつく“レア記番号”にはどのようなものがある?
古いお金は高値で買取してもらえるイメージがある方もいるでしょう。ただし、新紙幣でも、希少性が高く、額面より高い金額で買取される例があります。プレミアがつく紙幣の1つが、レアな記番号が印刷されているものです。
 
本記事では、紙幣に印刷されている記番号についてご紹介するとともに、プレミア価格がつきやすい記番号や、実際の買取金額についてもまとめています。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

紙幣に印刷されている「記番号」とは?

記番号とは、紙幣に印刷されているアルファベットと数字のことをいいます。
 
当初は6桁の数字を1文字ずつのアルファベットで挟んだものを記番号として使用していました。例えば「A00001B」といった形です。この組み合わせが使い尽くされた後は、「AA000001C」のように、アルファベット2文字とアルファベット1文字で6桁の数字を挟んだものになっていました。
 
その組み合わせもすべて使い切る状況の現在では、記番号が10桁に増えています。
 
アルファベットは「0(ゼロ)」と「1(イチ)」に間違えられやすい「O(オー)」と「I(アイ)」以外の24文字が、数字は「000001」から「900000」までを用いる仕組みになっており、「AA000001BB」など10桁で2985億9840万通りとなります。
 

プレミア価格がつきやすい記番号

数多くある記番号の中でも、希少性が高いものはプレミア価格がつきやすくなっています。
 
特に、数字がゾロ目になっているものは「レア記番号」として高値で取引されることがあるようです。中でも「一等賞」や「ラッキーセブン」のイメージがある「1」と「7」のゾロ目は、ほかの数字より高額になることが期待できるでしょう。
 
さらに、両端のアルファベットも「AA」のようにそろっているものは、特に高額での取引になる可能性があります。
 
そのほかにも、「900000」などのキリ番や「123456」などの階段、「511115」のような「サイドイッチ」とよばれる番号も、レア記番号として扱われやすいでしょう。
 

レア記番号の新1000円札はいくらで買取してもらえる?

今回は、北里柴三郎の新1000円札を例に挙げて、レア記番号のものにどの程度の金額がつけられているのかを確認してみましょう。
 
ある買取業者では、以下の買取金額が掲載されています。
 

・「AA111111AA」:26万円(税込み)
・「AA777777AA」:26万円(税込み)
・「1」か「7」のゾロ目:7200円(税込み)
・「1」か「7」以外のゾロ目」:4500円(税込み)
・「000001」:9000円(税込み)
・「900000」:5000円(税込み)
・「123456」:4000円(税込み)

 
このように掲載されている金額の中には、額面の260倍の価格に相当するものも見られます。
 
また、使用感のある紙幣ながらキリ番の新1000円札を「2万円」で買い取ったという例も紹介されています。
 

買い取りに出す際のポイント

レア記番号の紙幣を見つけたら、少しでも状態がよいうちに買取に出すのがおすすめです。
 
汚れや変色、シワなどのダメージは少ないほど価値が高くなるためです。保存状態によっては劣化が進んでしまうおそれもあるため、買取に出すまで丁寧に保管しておきましょう。
 
ただし、見た目をよくしようとして、紙幣を洗ったりアイロンをかけたりすることは控えてください。インクがにじんだり紙質が変化したりして、かえって価値を下げてしまうこともあります。
 
多少の汚れやしわなどがあっても、そのままの状態で買取に出したほうがよいでしょう。
 

新紙幣でも記番号がゾロ目やキリ番だと高額買取される可能性がある

紙幣にアルファベットと数字で印刷されている「記番号」がレアなものは、高額買取される可能性があります。
 
中でも「1」や「7」のゾロ目を含むものには26万円という価格が提示されている事例もあるため、見つけたら査定を依頼してみる価値があります。
 
そのほかにも、記番号がキリ番や階段になっているものも額面より高い価値がつくことがあるようです。紙幣を買取に出す際は、できるだけよい状態で査定してもらえるよう、保管状態に注意しましょう。
 

出典

独立行政法人 国立印刷局 お札と切手の博物館 お札の豆知識
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問