【おむすび権米衛】コメ価格高騰でも「塩むすび130円」「和風ツナ200円」で販売…大きさは“コンビニの1.5倍”でも安い理由は?「お米農家を買い支える」権米衛のこだわりとは

配信日: 2025.11.24
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【おむすび権米衛】コメ価格高騰でも「塩むすび130円」「和風ツナ200円」で販売…大きさは“コンビニの1.5倍”でも安い理由は?「お米農家を買い支える」権米衛のこだわりとは
物価高の影響からコンビニおにぎりもかつての100円程度からジリジリと値上がりし、現在は150~200円が主流になりつつあります。そんな中、「おむすび権米衛」は、コンビニおにぎりの1.5倍ほどの大きさながら、塩むすび130円、和風ツナ200円など手ごろな価格を維持しています。
 
値上げ圧力の強い市場で、なぜ権米衛はこの価格を守れているのでしょうか。その背景には、単純な値下げ努力ではなく、原料にしっかり投資しながら、中間コストを徹底的に削るという価値の置き方の違いがあります。本記事では、価格差の構造と権米衛のこだわりをひもといて解説します。
大林郁哉

FP2級、AFP、簿記3級

コンビニと権米衛の「つくり方の構造の差」が価格に表れる

おにぎりの価格が高くなる背景には、工場の維持費や機械設備、24時間体制の物流に加えて、人手不足によって上昇する人件費など、多くのコストが米以外の部分に積み上がる事情があります。さらに、販売予測が外れれば廃棄ロスが発生し、そのコストを吸収するために価格が上がるのは避けられません。
 
一方、権米衛の仕組みはとてもシンプルで、店内で米を炊き、店内でむすび、そのまま販売する流れです。工場も大型物流も必要なく、その日の売れ行きに合わせて調整できるため、廃棄ロスが少なくなります。
 
つまり、同じおにぎりでも、価格を決める要素の比重が根本から異なるのです。権米衛は、原料と手間に集中できる構造を持っているため、値上げの圧力を最小限に抑えることができるのです。
 

権米衛が「米そのもの」に投資できる理由

権米衛の価格と品質を支える核になっているのが、農家との直接契約です。一般的な外食チェーンは米卸を介して米を仕入れますが、権米衛は農家と直接つながり、品種や栽培方法を共有しながら米づくりを行っています。これは単なるコスト削減ではなく、農家にとっても安定した販売先を確保できるという大きなメリットになるのです。
 
また、権米衛の社員は田植えや収穫に実際に参加しており、ブランドとして米を買うというより、米を育てるプロセスを共にするという発想が徹底されています。そのため、ブレンド米では得られない安定した品質がリピートにつながり、さらに価格を安定させる好循環を生み出しているのです。
 

大きくて安い理由を知ると、選ぶ満足度がぐっと高まる

権米衛のおにぎりは、ただ「大きくて安い」だけではありません。その裏側には、農家との直接契約や店内調理といった、味と価格を両立するための工夫が丁寧に積み重ねられています。
 
こうした背景を知ると、1つのおにぎりにも多くの人の手間や想いが込められていることに気づくでしょう。物価高のいま、私たちはどうしても価格だけを基準に選びがちですが、その商品がどのように生まれたのかを知ることで、食べるときの満足度や納得感は大きく変わります。
 
権米衛のおにぎりは、そのことを日常の中で自然と気づかせてくれる存在だといえるでしょう。
 

出典

株式会社イワイ おむすび権米衛
 
執筆者 : 大林郁哉
FP2級、AFP、簿記3級

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