【実録】車を擦ったら「修理費50万円」! お金が無いので「予算5000円」とディーラーに伝えたら、何とか“一部だけ”直してもらえました。「5000円で直せた範囲」とは
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「修理費約50万円」と言われたときの選択肢
私の車はトヨタのエスクァイアです。傷を作ったのは、左に曲がる際に金属柱に擦ってしまったのが原因でした。金属柱は自宅アパート駐車場入口に設置されたもので、白の塗装がしてあります。
エスクァイアは左のスライドドアや、クォーターパネル、タイヤの周囲に傷とへこみができ、さらに金属柱のものだった白色の塗装がベッタリとくっついてしまいました。車体色である黒の塗装は、ところどころ剥げて内部の金属が見える状態です。
元通りに直すには、ドアやボディ、そのほか多数の部品を取り外して付け直す作業が必要になります。修理費用の見積もりは47万8302円でした。夫婦で話し合った「修理費用をどれだけかけるか」の選択肢は、以下の3つです。
(1)車両保険を利用して全体を直す。支払いは0円だが、今後の保険料が10~20万円上がる見込み
(2)車両保険は利用せず、現金負担で一部を直す
(3)車は直さずに買取査定に出す
下の子が小学校に上がれば保育園への送迎が不要になるので、あと1年4ヶ月程で車なしの生活に切り替えることができます。そのため、今回の決断は「不具合が出ない程度だけ直す」ということになりました。
5000円でどこまで直せるか
幸いにも車の内部の状態は良好で、「スライドドアを交換しないと動かない」などの不具合はありません。
ディーラーの整備担当者によると、塗装が剥げてしまった部分を放置するとさびが出てしまうとのことです。さび予防のために完全に剥げて金属が露出している部分だけを塗り足し、そのほかの傷やへこみについては手を付けないことで話がまとまりました。
・ペン型塗料 部品代 825円
・技術料 3300円
(合計)4125円
なお、実際にディーラーの整備担当者がしてくれた作業は、以下のものが含まれています。
・洗車
・車体を磨いて白い塗料を落とす
実際の作業を見学したのですが、この「車体を磨いて白い塗料を落とす」というのがやっかいで、傷に入り込んでいて擦っても簡単には落ちません。
「手間をかけていただいたのに、磨き作業の工賃を請求しないんですか?」と尋ねたら、「完全には落ちないと予想した上で作業をしました。予想通り落ちなかったので、請求には入れていません」という解答でした。
ディーラーには磨き作業専門の人がいるというのを以前に聞いたことがあるのですが、たとえその人にお願いしたとしても落ちないというのが、あらかじめ分かっていたそうです。さすが整備のプロフェッショナルはよく見ていますね。
まとめ
車に傷をつけてしまったら、完璧に直すのかほどほどで済ますのか、それぞれの性格や家庭の状況によって判断が変わることでしょう。今回は車を手放す時期が近かったから最低限の修理だけで済ませましたが、まだまだ長く乗ることが分かっていたら全面的に直す判断をしたと思います。
車を全面的に直す理由はただ1つ、「見栄え」のためです。見栄えをよくするためだけに約50万円ものお金がかかるとは、車というのはお金がかかる持ち物だなぁと痛感しました。それでも、これが人相手の事故でなかったことが幸いです。皆さまも、どうかお気を付けください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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