JR東日本の“運賃改定”が「2026年3月14日」に決定! 早めに「定期券」を買っておけば1ヶ月あたり“2000円以上”もお得!?

配信日: 2025.11.29
この記事は約 3 分で読めます。
JR東日本の“運賃改定”が「2026年3月14日」に決定! 早めに「定期券」を買っておけば1ヶ月あたり“2000円以上”もお得!?
社会情勢や時代の流れなど、さまざまな理由から鉄道の「運賃改定」が実施される際、「定期券」の料金が気になる方もいるのではないでしょうか。
 
今回は、2026年3月実施予定の東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)における運賃改定を例に、「運賃改定前に定期券を購入するとどれくらいお得なの?」という疑問にお答えします。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

JR東日本の“運賃改定”が「2026年3月14日」に決定

東日本旅客鉄道株式会社では、国土交通大臣の認可を得て2026年3月14日に運賃改定を実施予定です。改定の対象は「全エリア」とし、「幹線」については以下の運賃改定を予定しています。
 

・普通運賃:4.4%値上げ
・通勤定期運賃:7.2%値上げ

 
なお、特急料金・グリーン料金などについては運賃改定を実施せず、据え置きとしています。
 
「幹線」においては「通学定期運賃」も「改定なし」となる見通しです。ただし、「電車特定区間・山手線内」は「幹線」に統合するため運賃が改定されます。
 

「幹線」に統合される「電車特定区間」および「山手線内」の改定率が特に大きい

今回の運賃改定にともない、東日本旅客鉄道株式会社が設定していた「電車特定区間」および「山手線内」の運賃区分が「幹線」に統合されます。
 
「電車特定区間・山手線内」については、これまで他の鉄道事業者との競合状況などを勘案し、運賃が安く設定されていました。運賃区分の統合により、これらの区間の値上げ幅が大きくなると見込まれています。
 
同社が公開している詳細パンフレット「運賃改定のご案内」における表を引用すると、「電車特定区間・山手線内」の値上げ幅は表1のとおりです。
 
表1

改定前の運賃区分 普通運賃 通勤定期運賃 通学定期運賃
山手線内 16.4% 22.9% 16.8%
電車特定区間 10.4% 13.3% 8.0%

出典:東日本旅客鉄道株式会社「運賃改定のご案内」
 
表1のように、山手線内においては特に値上げ幅が大きくなる見通しです。
 

例えば「池袋-浜松町間」の通勤定期券を改定前に買うと“月2000円以上”お得

タイトルにもあるように、運賃の「改定前」に通勤定期券を買うと「お得」になるケースが存在します。
 
改定日前後の普通運賃・料金および定期運賃は、東日本旅客鉄道株式会社が提供する「改定後運賃検索サイト」で確認可能です。今回は「池袋駅-浜松町駅間」を例に、運賃改定前・改定後の通勤定期料金を見ていきましょう。
 
検索結果は表2のとおりです。なお、料金は最も安い経路のものをまとめています。
 
表2

運賃改定前 運賃改定後
1ヶ月 8290円 1万480円
3ヶ月 2万3640円 2万9860円
6ヶ月 3万9900円 5万4310円

出典:東日本旅客鉄道株式会社「改定後運賃検索サイト」を基に筆者作成
 
このように、3ヶ月定期では「6220円」、6ヶ月定期だと「1万4410円」、運賃改定の前後で料金に差が現れます。
 
エリアや経路、改定率にもよりますが、改定前に買っておくことで「1ヶ月あたり2000円以上」お得になる可能性もあるようです。
 

まとめ

今回紹介した東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の運賃改定では、定期券の区間などによって「1ヶ月あたり2000円以上」の差が運賃改定前後に発生するケースもあるようです。当面の通勤手段が決まっている方であれば、6ヶ月の定期券を改定前に購入するのもひとつの方法かもしれません。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問