先日ATMで“銀行振込”をしたら“500円以上”も手数料を取られてびっくり! 以前は“200円程度”だったと思うのですが…。「銀行の手数料」をなるべく節約する方法はありませんか?

配信日: 2025.11.30
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先日ATMで“銀行振込”をしたら“500円以上”も手数料を取られてびっくり! 以前は“200円程度”だったと思うのですが…。「銀行の手数料」をなるべく節約する方法はありませんか?
ATMを使って銀行振込をした際に、予想外の手数料がかかり驚いた経験はありませんか? 以前は200円程度だった振込手数料が、今では500円以上かかるケースも珍しくありません。こうした手数料の高騰の背景には、銀行のネットバンキング利用の促進や犯罪対策強化によるコスト増などがあると考えられます。
 
本記事では、銀行の手数料をなるべく節約できる方法を詳しく解説します。
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振込手数料を“値上げ”する銀行が増えている

近年、メガバンクや大手地銀を中心に、振込手数料を値上げする動きが増えています。
 
銀行によって違いはありますが、株式会社みずほ銀行ではATMで「3万円未満」を本支店宛に現金振込した場合、従来は220円だったところ、2025年1月14日以降は550円になっており、330円も高くなっています。
 
りそな銀行でも2025年4月から振込手数料を改定しています。これらの値上げの背景には、業務効率化やシステム維持コストの増加のほか、詐欺やマネーロンダリングなどの高度化する犯罪への対応コストも一部影響しているとみられています。
 

「銀行の手数料」をなるべく節約する3つの方法

銀行の手数料を抑えるためには、いくつか実践的な方法があります。ここでは、特に有効な3つの方法をご紹介します。
 

方法1「スマホアプリやネットバンキングを利用する」

最も手軽で効果的な方法は、スマホアプリやネットバンキングを活用することです。窓口やATMでの取引は割高になる傾向にあります。アプリやネットバンキングからの振込は、無料や割安な手数料が適用されるケースがほとんどです。みずほ銀行では、インターネットバンキングを利用すると、みずほ銀行宛の振込は無料、他行宛は110円です。
 

方法2「同行間の振り込みや提携ATMを利用する」

多くのメガバンクや銀行では、同じ銀行内の振込は、手数料がかからないか、他行宛よりも大幅に安く設定されています。また、コンビニなどに設置されている提携ATMを利用すると、手数料を抑えられるケースが多いため、利用している銀行の提携先を確認してみましょう。
 

方法3「銀行独自の優遇サービスを利用する」

利用状況や条件に応じて手数料や利用回数を優遇する独自のサービスを提供している銀行もあります。銀行の優遇サービスには、ATM手数料無料や振込手数料の無料回数付与、ポイントプログラム、預金金利の優遇などがあります。
 
優遇条件は銀行によって異なりますが、一定額以上の預金がある場合や、給与や年金の受取口座にすると、優遇サービスを受けられることもあるようです。
 

口座間でお金を移動する場合“半数程度”の方はスマホアプリやネットバンキングを利用

マーケティングリサーチ事業を行うMMDLabo株式会社が発表した「2025年ことら送金に関する利用実態調査」によると、銀行口座間でお金を移動させている人は76.3パーセント、その中でも、「アプリやネットバンキングでの振込」を選ぶ割合は49.5パーセントと半数に近い数字を示しています。
 
いまだに現金をATMから引き出している人が多いものの、各行の狙い通り、銀行振込はスマホアプリやネットバンキングを利用する方も半数近くいるようです。便利さやコスト意識の高まりを背景に、今後さらにスマホで完結できる方法が浸透するでしょう。
 

まとめ

銀行の手数料値上げが進む今、賢くお金管理をするためには、アプリやネットバンキングの活用が鍵となるでしょう。窓口やATMに比べて大きくコストを抑えられるだけでなく、操作も手軽で便利です。メインバンクを見直すことで、銀行の手数料の負担を抑えられる可能性がありそうです。
 

出典

MMDLabo株式会社 2025年ことら送金に関する利用実態調査(1ページ、3ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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