来年から都内で1人暮らし、実家の母に「“500円”でもいいから隣近所に必ず菓子折りを持って行くように!」と強く言われました…。いまでも「引っ越しの挨拶」は必要?

配信日: 2025.11.30
この記事は約 3 分で読めます。
来年から都内で1人暮らし、実家の母に「“500円”でもいいから隣近所に必ず菓子折りを持って行くように!」と強く言われました…。いまでも「引っ越しの挨拶」は必要?
進学や就職などをきっかけに、1人暮らしを始める方もいるでしょう。引っ越しの際、隣近所に菓子折りを持ってあいさつに行くケースもあるようですが、引っ越しのあいさつは必ずしなければならないのでしょうか。本記事では、引っ越しのあいさつをする割合や菓子折りの平均的な費用をアンケートを基に解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

48%の方が引っ越しの挨拶を「している」と回答

株式会社リクルートのSUUMOが実施したアンケートによると、旧居の挨拶は「していない」が64パーセントでした。これに対し、新居の挨拶を「している」と回答したのは48パーセントとなっています。1人暮らしでの引っ越しの場合、隣近所への引っ越しのあいさつをしなかったという方が多いようです。
 
挨拶のタイミングは「引越しの前」が12パーセント、「引越しの後」が36パーセントという結果でした。
 
また、集合住宅で引っ越しの挨拶を行う範囲に関しては、「隣+上下階」への挨拶が69パーセント、「隣(両隣)」が20.7パーセントでした。同じく集合住宅で旧居の場合、挨拶は「隣(両隣)」までに行う方が42.9パーセント、「隣+上下1階」が28.9パーセントとなっています。
 
女性の1人暮らしの場合は防犯上のリスクも考えられますが、今後の生活を考えると隣近所には引っ越しのあいさつをしておいた方がよいかもしれません。引っ越し時にご近所へあいさつしておくと、緊急時の助け合いや地域情報の共有がしやすくなるでしょう。
 
なお、あいさつは当日に行うのが基本ですが、引っ越し前でも問題ありません。あいさつは、遅くとも引っ越してから1週間以内に行うとよいでしょう。
 

約98%の方が挨拶の際に「手土産を持参」すると回答

前述の同アンケート調査によると、引っ越しの挨拶をする際に手土産(粗品)を持参した方は97.9パーセントに上っています。
 
新居の挨拶で渡す手土産のランキングをみると、「タオルやふきん」と「スイーツ」が同列1位で、「洗濯用洗剤」が3位でした。次いで「ティッシュペーパー・キッチンペーパー」や「お米」、「地域指定のゴミ袋」などが続いています。
 
さまざまな手土産がある中でタオルやふきんやスイーツなどが選ばれていることを考えると、消耗品が人気といえるでしょう。掲題の「費用が500円でも菓子折りを持って行くこと」というのは間違いではないのかもしれません。
 

手土産の費用は“平均1210円”

前述の同アンケート調査によると、手土産の費用の平均は1つあたり1210円、最小額は200円で最大額は8000円でした。しかし、高価すぎると相手に気を使わせてしまうため、渡す相手が負担に感じない程度の金額で選ぶことが重要です。これらの結果を踏まえると、掲題の「500円の菓子折り」はちょうどいい手土産といえるでしょう。
 

まとめ

引っ越しのあいさつをする方は全体の約半数であり、その中では菓子折りを持参してあいさつに行く方が大半です。持参する手土産の種類はさまざまですが、タオルやふきんや洗濯用洗剤など消耗品が選ばれる傾向があります。
 
スイーツをはじめとする菓子折りも手土産として人気があるため、500円の菓子折りでもあいさつには問題ないでしょう。近年は引っ越しのあいさつを行わないケースもよく見られますが、良好な関係づくりのきっかけとして、隣近所へのあいさつをした方がよいかもしれません。
 

出典

株式会社リクルート SUUMO 引っ越しに関するアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問