【ランキング】日本一「軽自動車の保有率」が高いのは? 3位「和歌山県」2位「島根県」…1位はどこ? 一方「SUV・クロカン」は“雪国”で人気!? ドライバーの「県民性」を確認

配信日: 2025.12.03
この記事は約 3 分で読めます。
【ランキング】日本一「軽自動車の保有率」が高いのは? 3位「和歌山県」2位「島根県」…1位はどこ? 一方「SUV・クロカン」は“雪国”で人気!? ドライバーの「県民性」を確認
車の好みは人それぞれですが、実は「どこに住んでいるか」によって選ばれる車のタイプには大きな違いがあるようです。アクサ損害保険の調査によると、軽自動車の保有率が最も高いのは高知県で65%、一方でSUV・クロカンが多いのは山形県という結果でした。
 
また、車の購入金額が最も高いのは東京都で平均405万円。つまり、人気のボディタイプや車にかける費用は、地域の道路環境や暮らし方によって大きく左右されているのです。本稿では、軽自動車・SUVの保有率上位県や購入金額の地域差から、賢い車選びのポイントを探ります。
宇野源一

AFP

軽自動車の保有率が高い都道府県トップ5

軽自動車の全国平均保有率は42.0%ですが、地域によって大きな差があります。上位は以下の通りです。


1位:高知県(65.0%)
2位:島根県(60.0%)
3位:和歌山県・長崎県(58.0%)
5位:宮崎県・沖縄県(56.0%)

高知や島根などで軽自動車が多いのは、公共交通が少なく車が生活必需品になっていること、道路が狭い地域が多いこと、そして維持費の安さが重視されているためです。
 
税金・保険料・燃費など総合的に見て、経済的に負担の少ない車が選ばれやすい環境といえます。同率で5位の宮崎県や沖縄県もまた、1人に1台車が必要な地域なので同様の環境といえるでしょう。
 

SUV・クロカンが多い都道府県トップ5

SUV・クロカンの全国平均保有率は13.5%。上位県はこちらです。


1位:山形県(21.0%)
2位:北海道(20.0%)
3位:東京都・山口県(19.0%)
5位:愛知県・福岡県(18.0%)

山形県や北海道では、雪道や山間部の運転が多く、悪路走行に強いSUVが選ばれやすい傾向があります。一方で東京都が3位に入っているのは、デザイン性やアウトドア人気の高まりなど、生活スタイルの多様化も関係していると考えられます。
 

自家用車の購入金額が高い都道府県トップ5

購入金額(車両本体価格・税別)の全国平均は247万8000円ですが、都市部では大きく上回ります。


1位:東京都(405万6000円)
2位:神奈川県(347万1000円)
3位:大阪府(317万7000円)
4位:千葉県(289万9000円)
5位:佐賀県(285万9000円)

都市部では輸入車やSUV、ハイブリッド車など高価格帯の車種が選ばれやすく、駐車場の確保を前提とした「買うなら良いものを」という考え方も見られます。4位に千葉県、5位に佐賀県と続いていきます。
 

SUV保有率が高い県=購入金額が高い県とは限らない理由

SUV・クロカンは平均389万円と比較的高額ですが、保有率上位の山形・北海道は購入金額上位ではありません。
 
つまり「SUVが多い=高額車が多い県」ではないのです。雪道・勾配など自然条件への適応で選ばれるケースもあり、価格より「使えるかどうか」が優先される地域もあるといえます。
 

車選びで意識したい「地域・費用・将来」の3つの視点

一つ目は地域との相性です。雪道・坂道・通勤距離・駐車場環境など、まず生活圏に適した車かを考えましょう。二つ目は購入費+維持費で比較すること。価格だけでなく、ガソリン代・保険料・税金を含めた「年間コスト」で判断しましょう。
 
三つ目は将来の使い方も想定すること。家族構成や住まいの変化を見据えて選ぶと、買い替えの失敗を減らせます。
 

まとめ

軽自動車は地方で根強い支持を集め、SUVは雪国やレジャー志向の地域で多く選ばれています。一方、都市部は高価格帯の車が多く購入されており、地域によって車の選び方は大きく異なります。
 
大切なのは「人気の車」よりも、「自分の地域と生活に合う車」を選ぶこと。生活環境、維持費、そして数年後の暮らしまで含めて考えることで、後悔のない一台に近づけるでしょう。
 

出典

アクサ損害保険株式会社 47都道府県ドライバー県民性調査2025
アクサ損害保険株式会社
 
執筆者 : 宇野源一
AFP

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問