来年こそは家族で「海外旅行」に行きたいと考えています。赤ちゃんは航空運賃が「無料」と聞いたのですが本当でしょうか?泣き出したりして周りに迷惑をかけないか心配です…

配信日: 2025.12.08
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来年こそは家族で「海外旅行」に行きたいと考えています。赤ちゃんは航空運賃が「無料」と聞いたのですが本当でしょうか?泣き出したりして周りに迷惑をかけないか心配です…
来年こそは家族みんなで海外旅行に行きたい。そんな希望を胸に抱くご家庭は少なくありません。
 
特に赤ちゃんが生まれて初めて迎える家族旅行は、ワクワクする反面、不安や疑問もつきものです。その代表的なものが「赤ちゃんの航空運賃は無料なのか? 」そして「機内で泣いてしまい、周囲に迷惑をかけないだろうか? 」という点ではないでしょうか。
 
本記事では、これらの不安に丁寧にお答えしながら、安心して計画を立てるためのポイントをご紹介します。
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赤ちゃんの航空運賃は本当に「無料」なの?

まず多くの方が気になる航空運賃についてですが、一般的に2歳未満の乳児で座席を使用しない場合、多くの航空会社では大人運賃の10%程度が必要なことがほとんどです。チャイルドシートの利用などで座席を確保する場合は75%程度かかる場合があります。
 
国際線の場合、燃油サーチャージや諸税が別途加算されることもあるため、実質的に「完全無料」というケースはごくまれと言えます。もし赤ちゃんに専用座席を確保したい場合は、子ども用のチャイルドシートを利用できる航空会社もあり、その場合は子ども運賃(Child Fare)が適用されるのが一般的です。
 
航空会社によって規定や料金が大きく異なるため、渡航先が決まった段階で早めに確認することをおすすめします。
 

飛行機で赤ちゃんが泣いてしまったら……? 周りに迷惑をかけないか心配

赤ちゃん連れの親御さんが特に気にされるのが「機内で泣いてしまったらどうしよう」という心配です。しかし、これは多くの親が経験してきたことで、航空会社も乳幼児連れの乗客へのサポートに力を入れています。
 
まず知っておきたいのは、赤ちゃんは耳抜きが苦手だということ。離陸や着陸時の気圧変化で不快感を覚え、急に泣き出すことがあります。この対策として最も効果的なのは、授乳やおしゃぶり、ストローマグでの水分補給など、口を動かす行為で自然に耳抜きを促すことです。
 
また、長時間のフライトでは退屈が大きな泣きの原因になります。お気に入りのブランケットやおもちゃ、小さめの絵本など、赤ちゃんが安心できるアイテムを手元に置いておくと、ぐずりを早めに防げます。
 
また、全日本空輸株式会社(ANA)では、事前予約しておけばベビーベッドの貸し出しや赤ちゃん用、お子様用の食事(スペシャルミール)もあり、機内での負担を大きく減らせます。
 

周囲への配慮と、必要以上に気にしない心構え

もちろん、できる限りの配慮は大切です。泣き出してしまったときは席を立ってあやしたり、授乳ケープを持参したりと、周囲に迷惑をかけない工夫は多くあります。しかしそれ以上に覚えておきたいのは、「赤ちゃんが泣くのは当たり前」ということです。
 
最近では搭乗客の理解も進み、乳幼児連れの家族に寛容な空気が広がっています。あなたが必要以上に肩身の狭い思いをする必要はありません。大切なのは、赤ちゃんの安全と家族みんなの楽しさです。
 

準備さえ整えれば、赤ちゃんとの海外旅行は難しくない

赤ちゃん連れでの海外旅行は心配事も多いですが、事前に情報をしっかり確認し、必要な準備を整えれば、大きな思い出になる魅力的な体験です。航空運賃の仕組みや泣き対策を理解しておくだけでも、安心感がぐっと増します。
 
来年こそ、家族みんなで新しい景色に出会う旅へ出てみませんか? 赤ちゃんとの最初の海外旅行は、きっと忘れられない宝物になるはずです。
 

出典

全日本空輸株式会社 小さなお子様連れのお客様 (国際線)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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