お酒が飲めないけど会社の飲み会に参加し、「1人8000円」でした。参加者全員で“割り勘”だったのですが普通ですか?

配信日: 2025.12.09
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お酒が飲めないけど会社の飲み会に参加し、「1人8000円」でした。参加者全員で“割り勘”だったのですが普通ですか?
飲み会の席に参加している人が全員、お酒を飲めるとは限りません。
 
中には、体質的にアルコールを受け付けない人や、お酒が苦手で飲まないようにしている人もいるでしょう。そのような人たちが、お酒を飲む人と同じ金額の飲み代を支払わなければならないことに不満を感じることもあるでしょう。
 
本記事では、お酒を飲まない人の「割り勘負け」問題について考えます。お酒を飲まない人も不公平にならない会計方法や、飲み会の楽しみ方についても解説します。
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お酒を飲まない人の「割り勘負け」とは?

「割り勘負け」とは、お酒を飲む人と飲まない人が参加する飲み会で、会計を均等に負担した場合に、お酒を飲まない人が損をした気分になることを指します。
 
一般的に、お酒はソフトドリンクよりも単価が高めに設定されていることが多いため、たとえ同じ杯数を飲んだとしても、会計全体の金額はお酒を飲んだ人の注文分によって押し上げられやすくなります。
 
しかし、会計時には人数で均等に割ることになるため、お酒を飲んでいない自分が、お酒を飲んだ人の分も負担していることに不満を感じる人がいるかもしれません。
 
株式会社リクルートの運営する外食市場の調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が2025年に実施した「お酒を飲む人、飲まない人の意識調査」によると、お酒を飲まない人のうち「割り勘負け」を感じたことがあると答えた人の割合は全体の15.7%でした。
 

お酒を飲まない人も不公平にならない会計方法

お酒を飲まない人が飲み会で嫌な気持ちにならないようにするためには、不公平にならない会計方法を考える必要があるでしょう。
 
同調査では「飲む人と飲まない人の間で会計の分け方をどうするのが理想だと思いますか?」という質問に対して最も多かった回答は、お酒を飲む人と飲まない人で以下のとおり回答が分かれています。
 

【お酒を飲む人の回答】

・1位:飲んだ人が多めに払う(ざっくり調整)(45.7%)
・2位:食事は割り勘、お酒代は飲んだ人が分担する(25.2%)
・3位:飲む・飲まないに関係なく、完全に割り勘にする(23.1%)

 

【お酒を飲まない人の回答】

・1位:飲む・飲まないに関係なく、完全に割り勘にする(33.3%)
・2位:食事は割り勘、お酒代は飲んだ人が分担する(26.0%)
・3位:飲んだ人が多めに払う(ざっくり調整)(26.0%)

 
お酒を飲まない人の中にも「完全に割り勘でよい」と思っている人が一定数いることが分かります。
 
しかし、そう思っていない人も少なくはないため、お酒を飲まない人が損をしない会計方法を、お酒を飲む人が提案してあげたほうがよいでしょう。
 

お酒を飲まない人も楽しめる飲み会にするには?

会計の負担額が理由で、お酒を飲まない人が飲み会を「楽しくない」と感じてしまわないよう工夫が必要です。
 
ノンアルコールドリンクの種類が充実しているお店を選んだり、お酒を飲まない人が好きな料理のお店を選んだりして、お酒を飲まない人への配慮を感じられるようにするのもよいでしょう。
 
また、お酒を飲まない人の会費を低めに設定したり、全員が飲み放題を付けなくてもよいプランを用意しているお店を選んだりするのもおすすめです。
 

お酒を飲まない人が飲む人と同じ金額の参加費を負担することに不満を抱いている人もいる

会社の忘年会などで一律の参加費を支払うとき、お酒を飲まない人は「損をした」と感じることもあるでしょう。
 
アンケート調査でも、全体の15%以上の人が「割り勘負け」を感じたことがあると答えています。お酒を飲まない人が不公平にならないようにするためには、お酒を飲んだ人が多めに払ったり、お酒代のみ飲んだ人が分担したりするなどの方法があります。
 
ただし、会社の飲み会では仕方ない部分もあるため、お酒を飲まなくても料理や雰囲気を楽しむなどして割り切ることも必要かもしれません。
 

出典

PR TIMES 株式会社リクルート「ホットペッパーグルメ外食総研」 お酒を飲む人、飲まない人の意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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