【実録】「安いけど大丈夫でしょ」と“7000円”の海外製ヒーターを購入→欠陥だらけで「1ヶ月で破損」しショック! 粗悪品から学んだ「ハズレを引かない」コツとは

配信日: 2025.12.10
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【実録】「安いけど大丈夫でしょ」と“7000円”の海外製ヒーターを購入→欠陥だらけで「1ヶ月で破損」しショック! 粗悪品から学んだ「ハズレを引かない」コツとは
日を追うごとに寒さが増してくる時期、新しいヒーターの購入を検討している人もいるのではないでしょうか。筆者は以前、海外製の安いヒーターを購入したところ欠陥だらけで後悔したという経験があります。失敗から分かった、粗悪品を見抜くコツを解説します。
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7000円で買ったヒーターに見つかった不具合

写真1
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2024年に購入したセラミックファンヒーター。自宅にて筆者撮影。2025年11月執筆現在
 
買い物する際に、性能が同じなら安いほうが良い、と考えるのは至極当然なことではないでしょうか。元々筆者は「売り出されている製品に、粗悪品はないに違いない」と信じていたのですが、昨年買ったヒーターは「ハズレ」だと感じました。
 
理由は、売り文句と実際が異なるからです。実際に、販売時に使われていた売り文句に対して、実際はどうだったかを以下に挙げます。
 

・「2秒速暖」

電源を入れればすぐに温風が出てくるので嘘とまではいえないのですが、空気が2秒で温まるわけではないので誇大表現だと感じました。
 

・「持ち運び」

持ち運ぶためのベルトが付いているのですが、1ヶ月で金具が外れてベルトが取れてしまいました。
 

・「冷暖兼用」

ファンがあるので夏は扇風機の代わりになるという意味なのでしょうが、使ってみたら扇風機の「微風」程度しか風が来ませんでした。
 

・「トイレ、洗面所、部屋、リビング」

どこにでも持ち運んで使えるという意味で書かれていたのでしょうが、実際にはリビングなどで使うほどの威力はありません。この製品に限らずファンヒーターは基本的に局所的に温めるもので、リビングなど大きい部屋には不向きです。ほかにも、実際に使ってみて不便を感じた点があります。
 

・フィルターがない

国内メーカーの類似品を見ると、週に1回はお手入れできるよう、フィルターが外せる仕組みになっています。しかし購入品にはフィルターそのものがありません。そのため吸気口から内部に埃が蓄積されてしまいます。
 

・解体できない

内部のファンに埃が溜まっていくのが目に見えるため解体を試みたのですが、外せる場所がありません。もっと力を込めれば外せたのかもしれませんが、素人にできることではありませんでした。ファンの埃取りができないと、性能が低下したり、火災の原因になったりすることがあります。
 

・消費電力が高い

購入品の消費電力が1200ワットなのに対し、国内メーカーの類似品は1000ワットです。消費電力が200ワット多いと、100時間使ったときの電気代は620円高くなります。
 
通販サイトでは消費電力まで公開されていない場合がありますが、国内メーカーなら取扱説明書がインターネットで見られるようになっているので、買う前に確認できます。中には消費電力がたったの31ワットで、ファンを強風にすることによって温められる省エネ製品もあります。
 

粗悪品を買わない秘訣

どのような製品を選べば粗悪品に当たらないか、解説します。
 

(1)メーカー名を調べる

購入品は、通販の商品タイトルにメーカー名がありませんでした。取扱説明書にもメーカー名が無く、不自然な漢字使いから海外製品だということだけが分かります。この反省から、まずはメーカー名の表記を探し、どんなメーカーなのか検索し、信頼できるかを判断することをおすすめします。
 
写真2
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筆者が購入した商品の取扱説明書。メーカー名はなく、表記の漢字使いが不自然。筆者撮影
 

(2)表記が大げさなものは避ける

セラミックファンヒーターは速く暖まるというのは本当ですが、「1秒速暖」などと誇張している商品もあります。
 

(3)レビューを鵜呑みにしない

購入品には肯定的なレビューがついており、それを信用して購入したのですが、今思えば「謳い文句どおりのことが書いてあったな」という印象です。本当に役立つのは否定的な意見のほうだったのかもしれません。
 

まとめ

多少のことに目をつぶれば、安い買い物ができたので良いという考え方もあるでしょう。しかし「どうせ買うならちゃんとしたものが欲しかった」というのが本音です。
 
今回のことを機に、筆者は「何でも安ければ良い」という考えから「電化製品は信頼できるメーカー品に限る」という考えに変わりました。特にヒーターは火事の危険があるなど安全にかかわることですから、慎重に選びたいものです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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