ママ友に「幼稚園の入園金が高い」と話したら、「保育園はタダだし、3歳から保育料が無料」と言われうらやましい!“幼稚園・保育園の出費”はどう違う? 負担を確認
どちらもメリット・デメリットがあるので悩んでしまいますよね。筆者は子どもを私立幼稚園に通わせていますが、保育料だけでなく入園金など想定以上に多くのお金がかかって驚きました。本記事では、幼稚園と保育園を費用面から比較してみます。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
認可保育園は自治体が子どもを選考しており入園金はかからない
保育園は、親が就労しているなど保育の必要性が認められた子どもが通うことができる施設です。認可保育園は、入園できる子どもの選考を自治体が管理する仕組みになっており、保育料は保護者の所得により決められています。
認可保育園では基本的に入園金はかかりませんが、認可外の保育園は自治体ではなく園が自由に料金を設定できるので、入園金や入会金などがかかる場合があります。
一方、親の就労など保育の必要性にかかわらず入園できる幼稚園では、入園金や入園のための選考料がかかることがあります。私立の幼稚園は園が料金を設定しているので、入園時に10万円以上のお金がかかるなど大きな負担となることがあります。
費用を抑えて子どもを幼稚園に通わせたいのであれば公立幼稚園がおすすめですが、公立の幼稚園がない地域や、公立幼稚園は2年保育で3歳児から通うことができない地域もあるので、公立幼稚園を選びたくても選ぶことができないという人もいるでしょう。
こども園の入園金はどうなる?
最近では保育園枠の子どもと幼稚園枠の子どもが同じ園に通う、「認定こども園」も登場しています。
年少の学年から認定こども園に入園する場合は、入園金や選考料などの費用が私立幼稚園と同じくらいかかる場合があります。保育所型のこども園や幼稚園型のこども園など園により異なるので、入園前に確認しておくと安心です。
幼稚園と保育園でかかるお金どれくらい違う?
入園してからも、幼稚園と保育園ではかかる費用が違うことがあります。保育園の場合は3歳児から保育料が無償化となり、毎月保護者が負担するお金は給食費や保育に必要な教材費などです。
幼稚園は、保育料無償化の場合と、月2万5700円の補助の場合があり、園によっては保育料が発生することがあります。保育料とは別に、特別保育料や施設使用料などの負担を保護者にお願いしている園もあるようです。
また、幼稚園の場合は14時など通常保育終了の時間が保育園よりも早く、預かり保育が有料となることがほとんどです。
私立幼稚園はお金がかかる傾向にありますが、保育園でも課外活動の有無や行事の多さにより毎月の支払いが多くなることがあります。園の特色や課外活動の有無によっても大きく違ってくるでしょう。保育料無償化で多くのお金がかからない幼稚園もありますし、一概に幼稚園だから高い、保育園だから安いとは言えません。
私立幼稚園は費用が高くなる傾向だが園によりさまざま
保育園は親の就労など保育が必要と認められた子どもが通う施設であり、自治体が選考を行うことから入園金がかからないなど保護者の負担が少なめになっています。
一方、私立の幼稚園は入園時に入園金や選考にかかる費用などがかかる場合があり、また、幼稚園でも無償化や補助はありますが保育料のほかに施設維持費などの支払いが発生することもあるので、私立幼稚園は費用が高くなる傾向にあると言えるでしょう。
しかし、3歳児で無償化されるまでの子どもを保育園に入れる場合は、世帯の収入に沿って定められた保育料が必要となるため、保育園だから出費が少ないということではないのかもしれません。保育園でも課外活動や行事が多いなど施設によっては支払いが高くなることもあるので、入園前に確認しておくと安心です。
出典
国税庁 認可外保育施設の利用料
こども家庭庁 認定こども園概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
