息子が吹奏楽部でトランペット担当になったのですが「マイ楽器が欲しい」と言われました。10万円以上します…買ってあげるべき?

配信日: 2025.12.16
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息子が吹奏楽部でトランペット担当になったのですが「マイ楽器が欲しい」と言われました。10万円以上します…買ってあげるべき?
中学生や高校生のお子さんが吹奏楽部に入ると、思いがけずぶつかるのが“楽器問題”です。特にトランペットは人気が高く、楽器そのものの価格も決して安くありません。
 
学校の備品でも演奏はできますが、部活動を続ける中で「マイ楽器が欲しい」と言われることは珍しくありません。とはいえ、10万円を超える買い物。親としては簡単に決断できないのが本音です。では、本当に購入すべきなのでしょうか。
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マイ楽器を欲しがる理由とは?

トランペットは、使い込むほどバルブやスライドが自分の癖になじみ、音色や響きも安定していきます。
 
学校備品は複数の生徒が共用するため、メンテナンスが行き届かないことも多く、毎日同じ状態で練習できるとは限りません。そのため、上達を目指す生徒ほど「自分だけの楽器」で練習したいと感じます。
 
また、コンクールやソロ演奏では「良い楽器ほど音が鳴らしやすい」「思い通りの表現ができる」という違いもあり、マイ楽器への憧れは自然なものと言えるでしょう。
 

買うメリットとデメリットを整理する

まずはメリットから挙げます。
 

<メリット>

・毎日同じ楽器で練習でき、上達が早くなる
・学校備品より高品質なため、表現の幅が広がる
・自分の楽器という責任感が芽生える
・高校・大学、社会人バンドまで長く使える可能性がある

 
一方で、デメリットも確かに存在します。
 

<デメリット>

・初期費用が高い(エントリーモデルでも10〜15万円)
・メンテナンス費用や修理代がかかる
・途中で辞めてしまう可能性がある
・購入後も管理が必要で、扱いに気を使う

 
メリットだけ見れば「買ってあげたい」という気持ちが強まりますが、デメリットを踏まえると二の足を踏むのも当然です。
 

購入前に必ず確認したい3つのポイント

金額の大きい買い物だからこそ、以下の点は事前に確かめておくべきです。
 
1.本人の本気度
 「本当に続けたいのか?」「楽器の手入れを自分でできるか?」など、親子でよく話し合いましょう。1年以内にやめる可能性がある場合は、購入は慎重に。同調査によると、最初の1年~2年は学校備品の楽器を使用し、本気で続けていく意思が見えたら購入したケースも多いです。
 
2.顧問の先生・楽器店の意見を聞く
 吹奏楽の指導者は、生徒の実力や予算に合うモデルを知っています。また、楽器店では試奏もでき、レンタルや分割払いの相談も可能です。
 
3.レンタルという選択肢
 最近は月5000~8000円前後で楽器をレンタルできるサービスが増えています。「続くか分からない」「いきなり10万円は厳しい」という家庭には最適な方法です。
 

買うかどうかは「将来どこまで続けるか」で決める

もし息子さんが「高校でも続けたい」「コンクールで良い成績を取りたい」と強く思っているなら、マイ楽器の購入は確かな投資になります。トランペットは大切に使えば10年以上持つため、決して無駄にはなりません。
 
一方、「まだ続くか分からない」「始めたばかりで様子を見たい」という段階なら、レンタルや学校備品で十分です。半年〜1年練習して、それでも熱意が変わらないようなら、その時点で購入しても遅くありません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 
※2025/12/16 記事を一部修正しました。

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