名古屋から秋田帰省、10月がら先行で始まった「相互ログインサービス」で便利になるものの「新幹線代」は“家族4人で9万円”…。セントレアから「飛行機」に乗った方が“お得”でしょうか?

配信日: 2025.12.20
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名古屋から秋田帰省、10月がら先行で始まった「相互ログインサービス」で便利になるものの「新幹線代」は“家族4人で9万円”…。セントレアから「飛行機」に乗った方が“お得”でしょうか?
年末の帰省シーズンが近づいてきました。長距離移動であれば、交通手段は飛行機や新幹線などが挙げられますが、できるだけお得なほうを選びたいと考える人も多いのではないでしょうか。
 
本記事では名古屋-秋田間を家族4人で帰省する場合の、新幹線と飛行機の交通費について比較・解説します。
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「中部国際空港~秋田空港」間の直行便を使うなら家族4人で「約13万円」

飛行機で名古屋から秋田へ移動をする際、現時点でのチケット代は大人2人と小児2人とした場合の4人分はいくらかかるのでしょうか。表1は、12月27日に中部国際空港から秋田空港へ移動をする際の12月5日時点での価格の一例です。
 
表1

12月27日の運賃 大人2人+小児2人合計運賃
航空会社A 3万6840円(小児2万7520円) 12万8720円
航空会社B 4万5780円(小児3万3990円) 15万9540円

※参考資料を基に筆者作成
 
飛行機の運賃は予約するタイミングや、搭乗する日付・曜日などにより大きく変動するため、表1の価格の一例はあくまでも目安になります。
 
現時点では、早割などの割引チケットは売り切れている可能性が高く、さらに年末は予約が混み合うため、表題にある新幹線の“家族4人で9万円”を上回る運賃となるようです。しかし一方で、飛行機には移動時間が短く、乗り換えがないなどの利便性があります。
 

年末の「名古屋駅~秋田駅」間の新幹線代は家族4人で「約9万円」

新幹線で名古屋から秋田への移動においては、名古屋駅から東京駅まで東海道新幹線に乗り、その後、乗り換えを行い東京駅から秋田駅までは東北新幹線を利用します。
 
12月27日に東京駅を経由して名古屋駅から秋田駅に移動する場合、きっぷ代は大人1人当たり2万9720円、子ども1人当たり1万4850円です。大人2人、子ども2人の家族であれば、合計で8万9140円です。年末年始などの繁忙期は割増料金となりますが、それでも飛行機より4万円ほど安いようです。
 

「EXサービス」「e5489」では10月から相互ログイン認証開始。将来的な連携拡大に期待

2025年10月4日から「EXサービス」と「e5489」の間における、相互ログイン認証が可能になりました。
 
「EXサービス」は東海旅客鉄道株式会社・西日本旅客鉄道株式会社・九州旅客鉄道株式会社、「e5489」は西日本旅客鉄道株式会社によって運営されているきっぷのネット予約サービスです。これまでは、各鉄道会社における管轄のサイトごとにきっぷを購入する必要がありました。
 
しかし相互ログイン認証が可能になったことにより、複数の地域をまたぐ移動でもログイン回数が1度で済むようになります。
 
今後は東日本旅客鉄道株式会社の「えきねっと」、九州旅客鉄道株式会社の「JR九州インターネット列車予約サービス」でも連携される見込みで、対応が進めば名古屋-秋田間といった広域移動の利便性が高まることが期待されています。
 

まとめ

年末に名古屋から秋田へ家族4人で帰省する場合の交通費の目安は、飛行機で約13万円、新幹線で約9万円となり、新幹線のほうが費用を抑えやすい傾向にあります。一方、飛行機は移動時間が短く、乗り換えが少ない点がメリットです。
 
また、2025年10月からは「EXサービス」と「e5489」の相互ログイン認証が始まり、今後さらに連携が広がれば、きっぷ予約の利便性向上も期待されます。予算だけでなく、所要時間や移動のしやすさも踏まえ、自身の旅程に合った交通手段を選ぶとよいでしょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社
東日本旅客鉄道株式会社 えきねっと
東海旅客鉄道株式会社 アクセス検索
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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