2026年秋、“モバイルSuica”に新機能「teppay(テッペイ)」追加!コード決済で「2万円の壁」がなくなる? 2027年春には“モバイルPASMO”でも利用可能に!
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モバイルSuicaのコード決済「teppay」が2026年秋に開始予定
東日本旅客鉄道株式会社によると、モバイルSuicaに新機能としてコード決済サービスであるteppay(テッペイ)が追加されます。2026年秋より提供を開始する予定で、2027年春にはモバイルPASMOにも同様の機能が追加される見込みです。
teppayが導入される背景に、キャッシュレスの複雑化が挙げられます。昨今、さまざまなキャッシュレス決済サービスがリリースされており、多様なアプリを使い分けることに負担を感じている人も多いようです。
東日本旅客鉄道株式会社の「キャッシュレス決済に関する調査」によると、決済手段をなるべくまとめたいと考えている人は76.1パーセントです。モバイルSuica・モバイルPASMOにコード決済機能が追加されることで、決済手段を1つのアプリにまとめやすくなると期待されます。
「teppay」のメリット3選
ここではteppayのメリットを3つ紹介します。
・新規アプリのインストールが不要
teppayはモバイルSuicaをアップデートすることで使えるようになるため、新規アプリのインストールや新規登録の必要はありません。
・交通系ICへのチャージが可能
teppayの残高から、モバイルSuicaへのチャージやモバイル定期券の購入が可能です。
teppayの残高は銀行口座やATMの他にも、東日本旅客鉄道株式会社が提供しているクレジットカードの「ビューカード」からチャージできます。ビューカードは利用することでJREポイントが貯まるため、組み合わせることでよりお得に使えるかもしれません。
・残高の送受信が可能
teppay同士で残高を受け渡しできます。割り勘や立替金の精算などに役立つでしょう。
「2万円の壁」は越えられても「teppayによる乗車」はできない
モバイルSuicaでは、残高額の上限が2万円までに設定されています。しばしば「2万円の壁」と呼ばれることもありました。teppayでは2万円以上のチャージが可能なため、高額の決済でも残高不足を心配せずに行えます。
一方、鉄道・バスの利用はこれまで通り交通系ICでのみ可能であり、teppayを使用しての改札の通過はできないようです。しかし、一回の乗車で運賃が2万円を超えるのはまれであり、一般的な移動であればモバイルSuicaの上限を意識する必要はないでしょう。
まとめ
モバイルSuicaは2026年秋に、モバイルPASMOは2027年春にteppayと呼ばれるコード決済機能が追加されます。
アプリをアップデートすることで利用できるようになり、新規アプリのインストールや新規サービスへの登録は必要ありません。交通系ICへのチャージや残高の送受信といった機能が搭載されており、より利便性の高いキャッシュレス決済が可能になるでしょう。
出典
東日本旅客鉄道株式会社 Suica・PASMO のコード決済サービス「teppay」を 2026 年秋より提供開始 2025年11月25日 6ページ目 決済手段をなるべく分散させたくない・まとめたい
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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