実家の母から「表札によく分からない英数字が書かれている」と連絡が! 空き巣の目印だと聞いたことがあるのですが、警察に連絡するほかにできる対処法を教えてほしいです。

配信日: 2025.12.25
この記事は約 3 分で読めます。
実家の母から「表札によく分からない英数字が書かれている」と連絡が! 空き巣の目印だと聞いたことがあるのですが、警察に連絡するほかにできる対処法を教えてほしいです。
実家の母親から「表札に見慣れない英数字が書かれている」と連絡が来ると、不安になる人もいるでしょう。ネットなどでは「空き巣のマーキング」「下見のサイン」といった情報が出回っており、実際に意味があるのかどうか、警察への相談以外にできる対処法はあるのか気になるところです。
 
本記事では、表札や玄関周りに見慣れない文字・記号を見つけた場合に考えられる要因や、その後の具体的な対応策について整理します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

表札や玄関周りの英数字は本当に「空き巣の目印」なのか

表札や郵便受けなどに英数字や記号が書かれているのを見つけて、「空き巣のマーキングではないか」と心配するケースがあります。警備会社などの説明によると、侵入窃盗を計画する犯行グループが家の下見を行い、その情報を内々に共有するために記号や英数字を使うことがあると指摘されています。
 
具体的には、住人の性別や家族構成、留守の時間帯といった情報を示すようなコードが書かれる場合があると説明されていますが、こうした手法がどのケースでも正確に意味をなすわけではなく、必ずしも空き巣によるマーキングであると断定できるものではありません。
 
また同じようなマーキングが、空き巣以外の訪問営業や記録行為の一環として付けられるケースも報告されています。そのため、英数字を見ただけで「犯罪の前兆」と結論づけることはできないでしょう。
 
とはいえ、侵入窃盗自体は身近な犯罪として発生件数があることから、注意を払うことは無意味ではありません。侵入窃盗の認知件数には一定の水準があり、その一部が空き巣として分類されています。こうした統計を踏まえると、予兆と思われる兆候を見かけたときには慎重な対応が望まれます。
 

マーキングの可能性を踏まえた初期対応の手順

不審な英数字や記号を見つけた場合の初期対応としては、まず写真に収めることが基本です。写真を撮ることで、後から警察や管理会社に相談する際に状況を客観的に伝える手掛かりとなります。消す前に記録を残しておくことが重要で、後続の対処を進めるうえでも有用です。
 
次に、速やかにその文字や記号を消す・除去することが考えられます。マーキングが放置されたままだと、「まだ確認されていない」とみなされ、犯行対象として認識される可能性を高めてしまうという指摘があるためです。
 
消す方法は、書かれている素材や方法に応じて、油性ペンであれば除光液を使う、シールであればシール剥がしを用いるなどの工夫をします。
 
さらに、警察への相談は重要な対応のひとつです。警察署や交番に直接出向いて、撮影した写真を提示しながら状況を説明することで、巡回強化や助言を受けることができるでしょう。早めに相談することで安心感にもつながります。
 

日常的な防犯対策と居住環境の見直し

不審なマークを見つけた際の対応に加えて、日常的な防犯意識の向上も大切です。
 
まず、外出時には玄関や窓の施錠を確実に行うことが基本です。侵入窃盗の多くは無施錠の隙を突いて行われるという指摘があり、短時間の外出であっても施錠を欠かさないことが重要とされています。
 
加えて、留守が分かりにくい工夫も防犯上有効です。郵便物やチラシが郵便受けにたまっていると「長期不在」と分かってしまうことがあるため、長期間家を空けるときなどは、家族や知人に定期的に郵便物を回収してもらう、郵便局に不在届を出すといった方法も有効です。
 
また、普段から近隣住民とあいさつを交わし、顔見知りの関係を保つことも防犯につながるとされています。顔の見える関係性がある地域では、見慣れない人物や異常な行動に気づきやすくなり、地域ぐるみで注意を呼びかけやすくなるからです。
 
これらは大掛かりな設備投資を必要としない、日常生活の中でできる対策といえます。
 

まとめ

表札や玄関周りに見慣れない英数字や記号を見つけた場合、直ちに「空き巣のマーキングだ」と断定するのは難しいものの、慎重な対応が求められます。まずは証拠として写真を撮り、速やかに消去したうえで、警察や管理会社に相談することがひとつの対応手順です。
 
また、日常的に玄関や窓の施錠を徹底したり、留守が分かりにくい環境を整えたり、近隣との関係性を築いたりすることも防犯対策として有効です。不審なものを見つけたときには、早めに専門機関に相談するなど、冷静かつ着実な対応が大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問