結婚した娘夫婦が年始に帰省しますが、「ホテル代わりに使うから滞在費を渡すね」と言われました。家事は私が担当…いくら受け取るべき?
一方で、実家への帰省は単なる宿泊とは異なり、家族関係や慣習が大きく影響します。
本記事では、実家を“ホテル代わり”に使うという考え方をどう受け止めるべきかを整理したうえで、滞在費の考え方や無理のない線引きについて解説します。
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実家への帰省と「滞在費」の位置づけ
まず前提として、実家への帰省は、当然ながら一般的な宿泊サービスとは性質が異なります。ホテルであれば、宿泊料には部屋の使用料に加えて、清掃やリネン交換といったサービスの対価が含まれていますが、実家の場合、こうした役割を家族が担うことになります。
そのため、「ホテル代わりに使う」という言葉は、娘夫婦側の気遣いとして出てくることが多い一方で、親世代からすると、金額を明確に設定することに抵抗を感じるケースもあるでしょう。実際には、実家への帰省で宿泊費を明確に請求する慣習は一般的ではなく、金銭のやり取りがかえって気まずさを生むこともあります。
家事負担がある場合に考えたい現実的な考え方
もっとも、滞在中の家事を親が一手に引き受ける場合、食材費や光熱費が増えるだけでなく、労力の負担も無視できません。そのため、何らかの形で負担を分かち合うこと自体は、不自然なことではないと考えられます。
ただし、この場合も「いくらが相場か」と機械的に考えるより、「実費に近い部分をどう補うか」という視点が現実的です。
例えば、食材費として一定額を受け取る、外食時は娘夫婦が支払う、帰省中の買い出しを任せるといった形であれば、金額を明示せずに負担調整がしやすくなります。結果として、ホテル代を基準にした金額を受け取るよりも、双方の心理的負担が軽くなるケースもあります。
金額よりも大切な「受け取り方」の工夫
滞在費をどう受け取るかを考える際には、金額そのものよりも、家族関係を損なわない配慮が重要です。例えば、「気持ちだけで十分」と一度は伝えたうえで、それでも渡したいという申し出があれば、無理のない範囲で受け取るという対応もひとつの考え方です。
また、現金として受け取ることに抵抗がある場合には、「光熱費や食費の足しにする」「みんなでの外食に使う」といった形で使い道を共有することで、納得感を持ちやすくなります。こうした工夫は、親が家事を担うことへの対価というよりも、「滞在中の生活費を分け合う」という位置づけに近づける効果があります。
まとめ
結婚した娘夫婦の帰省にあたり、滞在費を渡したいと言われた場合でも、明確な相場や決まりがあるわけではありません。実家への帰省はホテル宿泊とは異なり、金額を基準に考えるよりも、家事や生活費の負担をどう分かち合うかという視点が重要になります。
無理に断る必要も、無理に受け取る必要もありません。家族関係やこれまでの慣習を踏まえながら、双方が気持ちよく過ごせる形を選ぶことが大切です。不安がある場合は、事前に使い道や考え方を共有しておくことで、年始の帰省を穏やかな時間にしやすくなるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
