今年社会人になりました。おいっ子やめいっ子にお年玉はあげるべきでしょうか? 年齢ごとの相場も知りたいです。

配信日: 2025.12.27
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今年社会人になりました。おいっ子やめいっ子にお年玉はあげるべきでしょうか? 年齢ごとの相場も知りたいです。
今年から社会人として働き始めた人のなかには、「おいやめいにお年玉をあげるべきなのだろうか」と悩む人は多いでしょう。お年玉は日本独特の慣習であり、明確なルールは存在しませんが、金額や渡すかどうかの判断を誤ると、家計に負担がかかったり、親族間で気まずさが生じたりすることもあります。
 
本記事では、「社会人1年目はお年玉をあげるべきか」「年齢別の相場はいくらなのか」「無理のない金額設定の考え方」について解説します。
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社会人1年目でもお年玉をあげるのは必須?

結論からいえば、社会人になったからといって必ずしもお年玉をあげなければならないわけではありません。
 
お年玉は法律や社会的義務ではなく、あくまで家庭や親族ごとの慣習です。そのため、「学生のうちは渡さない」「(渡す側が)独身の間は少額にする」など、暗黙のルールが存在する家庭もあります。
 
特に社会人1年目は、初任給から住民税の支払いが始まる前とはいえ、生活基盤を整える時期です。無理に格好つけて高額なお年玉を渡すよりも、「今年は気持ち程度にする」「今年は見送る」といった判断も、家計管理の観点で見れば妥当といえるでしょう。
 

年齢別に見るお年玉の一般的相場

では、実際にお年玉を渡す場合、どの程度の金額が一般的なのでしょうか。お年玉には明確な基準はありませんが、相手の年齢が上がるにつれて金額を増やす家庭が多いのが一般的です。
 
目安としてよく見られるのは、未就学児であれば1000円前後、小学校低学年で2000円程度、小学校高学年から中学生にかけては3000円前後、高校生になると5000円前後といった水準です。
 
年齢が上がるにつれて行動範囲や使い道が広がるため、自然と金額も段階的に上がっていく傾向があります。
 
ただし、これらはあくまで多くの家庭で見られる一つの目安にすぎません。必ずしも周囲と同じ金額に合わせる必要はなく、自分の収入や家計の状況に応じて調整することが大切です。
 

お年玉が家計に与える影響

お年玉は一度きりの支出に見えますが、兄弟姉妹が多い場合や、今後毎年続くことを考えると、長期的な固定支出のような側面を持ちます。
 
例えば、おい・めいが3人いて、1人あたり3000円を渡すと、年間で9000円の支出になります。金額自体は小さく見えても、交際費や帰省費用と重なると、家計を圧迫する要因になりかねません。
 
特に社会人初期は、貯蓄習慣を作ることが将来の資産形成に大きく影響します。お年玉の金額を決める際は、貯蓄を削ってまで出す支出かどうかを少しでも意識してみるとよいでしょう。
 

金額以外で気持ちを伝える選択肢もある

どうしても金銭的に余裕がない場合は、現金にこだわる必要はありません。年賀状に一言メッセージを添える、帰省時に一緒に遊ぶ時間を作るなど、金額以外の形で気持ちを示す方法もあります。
 
お年玉は「いくら渡したか」よりも、「気にかけている存在だと伝わるかどうか」が本質です。特に小さな子どもの場合、金額の多寡よりも、大人から向けられた関心そのものが印象に残るケースも十分にあります。
 

新社会人は背伸びをしないお年玉を考えよう

社会人になったからといって、必ずおいやめいにお年玉をあげなければならないわけではありません。渡す場合でも、年齢別の相場はあくまで参考値であり、自分の収入や貯蓄状況を無視して合わせる必要はないのです。
 
お年玉を「一時的な感情」ではなく「継続するお金の支出」として捉え、長期的に無理のない金額や関わり方を考えることが、結果的に自分自身の家計と親族関係の両方を守ることにつながるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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