初詣に訪れた神社、お賽銭が「キャッシュレス決済」に対応していてびっくり! 「決済手数料」もかかると思うのですが、神社にもなにかメリットがあるのでしょうか?
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「キャッシュレス化」の流れが“お賽銭”にも広がる
2024年12月23日、PayPay株式会社は「お賽銭などで『PayPay』の利用が可能に」というニュースリリースを発表しました。
「PayPayユーザーは、参拝する際、現金を用意することなくご自身で金額を設定し、お賽銭などに『PayPay』を利用することができるようになります。」
出典:PayPay株式会社「お賽銭などで「PayPay」の利用が可能に」
PayPayでお賽銭などができる神社・寺院は、神奈川県川崎市の稲毛神社や東京都港区増上寺など、2025年12月1日時点で全国36か所とされています。
決済手段によっては神社側に「決済手数料」がかかる可能性も
寄付・お賽銭機能を神社側が利用するにあたっては、PayPayの「加盟店アカウント(旧ビジネスアカウント)」が必要になります。利用できる決済手段は、2025年12月1日現在以下の3種類です。
・PayPay残高(PayPayマネー)
・PayPayクレジット
・PayPayポイント
「PayPayマネー」や「PayPayクレジット」の利用に伴う手数料の扱いについては、一般的なサービス仕様として、PayPayマネーは手数料がかからない仕組みとされている一方、PayPayクレジットでは数%程度の決済手数料が発生するケースがあることが公表されています。
こうした手数料の有無や水準は、導入形態や個別の契約内容によって異なりますが、キャッシュレス賽銭の導入にあたって、神社側が一定のコストを負担している可能性があります。
お賽銭を「キャッシュレス決済」に対応する神社側のメリットとは?
前項で解説したとおり決済手数料が発生する可能性はあるものの、キャッシュレス決済の導入には、現金管理や両替の手間を減らすなど、神社側にとって実務面でのメリットもあります。キャッシュレス決済を導入する神社側の3つのメリットを見ていきましょう。
・メリット1:小銭の両替にかかる手数料を抑えられる
キャッシュレス決済では決済手数料が発生する場合がある一方で、現金を扱うことで生じる別のコストを削減できる可能性があります。
小銭を両替する場合、株式会社ゆうちょを例にすると、硬貨枚数によって表1のような手数料がかかります。キャッシュレス決済を導入すれば、そもそも硬貨を扱う量が減るため、両替の回数や手数料を抑えやすくなります。
表1
| 硬貨枚数 | 手数料 |
|---|---|
| 1枚~100枚 | 無料 |
| 101枚~500枚 | 550円 |
| 501枚~1000枚 | 1100円 |
| 1001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
出典:株式会社ゆうちょ銀行「硬貨取扱料金改定のお知らせ(2024年12月2日更新)」を基に筆者作成
・メリット2:混雑緩和につながる
手探りで財布の小銭を探して賽銭箱に入れるこの一連の動作は、人によっては時間を要するかもしれません。キャッシュレス決済であればQRコードを読み取って金額を指定するだけなので、スムーズな参拝を可能とし、混雑の緩和が期待できます。
・メリット3:防犯対策も期待できる
現金の存在を物理的に無くすキャッシュレス決済であれば盗難防止につながるため、防犯対策にも効果があるでしょう。
まとめ
今回は、神社でのキャッシュレス決済に関する基礎知識を紹介しました。キャッシュレス賽銭では、決済手段によっては手数料が発生する可能性があるものの、小銭の両替や現金管理の手間を減らせるほか、混雑緩和や防犯対策といった神社側のメリットもあります。
支払い方法が多様化する中で、「お賽銭」にもキャッシュレス化の動きが広がっており、参拝者にとっても新たな選択肢の1つになりつつあるといえるでしょう。
出典
PayPay株式会社 プレスリリース お賽銭などで「PayPay」の利用が可能に
PayPay株式会社 寄付・お賽銭など
PayPay株式会社 PayPayからのお知らせ 寄付・お賽銭などで「PayPayポイント」「PayPayクレジット」が利用可能に!
PayPay株式会社 加盟店様向けヘルプ PayPay決済時の決済システム利用料率が知りたい
株式会社ゆうちょ銀行 硬貨取扱料金改定のお知らせ(2024年12月2日更新)
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
