【お年玉】弟の子どもに「1万円」渡したら、「ウチは1万円×3人あげてるのに…」と言われました。甥は“一人っ子”ですが、金額はもらう分にあわせて上げるべきでしょうか?

配信日: 2026.01.08
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【お年玉】弟の子どもに「1万円」渡したら、「ウチは1万円×3人あげてるのに…」と言われました。甥は“一人っ子”ですが、金額はもらう分にあわせて上げるべきでしょうか?
新年の集まりなどでおいやめいに渡すお年玉。双方の「子どもの人数が違う」「もらう金額が違う」といったズレが生じることがあります。関係をこじらせたくないので黙っているがモヤモヤする……という経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
 
本記事ではお年玉の出費が双方の家族で違いがある場合、どう対処すればよいのでしょうか? 考え方のヒントを解説します。
掛川夏

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種

子どもの人数が違うだけで出費額に万単位の違いが発生

はじめに、子どもに渡すお年玉の平均的な金額を学齢別にみてみましょう。株式会社インテージが2025年に発表した「2026年お年玉調査」によると、2026年にお年玉を渡す予定の、渡す相手1人あたりの金額ランキングは図表1の通りとなりました。
 
小学生未満は「1~1000円」、小学校低学年は「2001~3000円」、小学校高学年と中学生は「4001~5000円」、高校生以上は「9001~1万円」がそれぞれ1位でした。
 
図表1

図表1

株式会社インテージ 2026年お年玉調査
 
今回のように親戚同士で互いの子どもにお年玉を渡す場合、子どもの学齢が上がるにつれて渡す金額も上がり、幼児と高校生とでは渡す金額に1万円近い差が生じていることになります。また、渡す子どもの人数が1人と3人とでは、2人分の差が生じます。
 
自分の子どもが高校・大学生の3人の場合、相手方の出費は約3万円。これに対して相手の子どもが高校生以上の場合は、出費額の差は2万円ほどになり、子どもの年齢がもっと低い場合は出費額の差がさらに拡大します。
 
また、渡す金額の地域差や、渡す・渡さないの有無、親戚間のルールの違いなども出費額の差の原因となります。例えば、沖縄では年齢にかかわらず1人あたり「一律1000円」が相場と言われています。
 
理由は諸説あるようですが、他県に比べて親戚や子どもの人数が多いため、という説が有力のようです。地方を跨(また)いだ集まりでの「お年玉交換」は、差が生じるリスクが高まるかもしれません。
 

不公平感を解消するための実務的なポイント

お年玉にまつわる不公平感を解消するには、どうすればよいでしょうか。
 
もっとも簡便なのは、金額を少し調整することです。相場の範囲内で金額を減らす、例えば、高校生に渡している5000円を1万円にする(あるいはその逆)など、無理のない範囲で負担を軽くする方法が考えられます。
 
可能であれば、親同士で話し合い、ルールを決めておくと互いに気持ちよく過ごせます。「お年玉をお互いなしにしよう」、「親が直接自分の子どもに渡す形にしよう」、「渡すのは高校生までにしよう」などと提案してみましょう。負担を軽減する方向で足並みを合わせるとよいかもしれません。
 
出費の少ない立場にあるほうが、現金ではなく図書カードやギフトカード、お菓子や手土産などでバランスを取るのも一案です。お正月の時期だけでなく、外食時の支払いを多めに出すなど、ほかの場面で調整する方法もあります。
 

気持ちの持ち方を変えてみる

いくら工夫しても、うしろめたさや不公平感が残ってしまうことがあります。その場合は、「うちはうち、よそはよそ」と割り切るのも一案です。家計や家庭の事情はそれぞれ違いますから、親戚といえどもよその家庭を気にする必要はないと考え、自分の基準で無理なく渡せばよし、と考えてはいかがでしょうか。
 
自分たちの出費が高額の場合は、損得勘定を手放すことも大切です。お年玉は「気持ち」で渡すものですから、損得や収支で考えすぎず、子どもへの新年の贈り物としての意味を優先できれば理想的です。
 
あるいは、「もらった恩を次の世代に返す」視点を持てると、気持ちが楽になるかもしれません。自分がしてもらった分を返している、自分が大切に扱ってもらったように、今度は自分が与える番と考えることで、胸がスッキリする場合もあります。
 

まとめ

新年の親族の集まりにおけるお年玉のやりとりは、単なる金銭授受ではなく、家族や親戚同士の絆を深める大切なコミュニケーションの場です。金額や人数の差による不公平感やモヤモヤが生じた場合でも、事前の話し合いや柔軟な配慮などによって、円滑な関係を維持することが可能です。
 
日本の文化や年中行事のよさを踏まえつつ、無理のない範囲で気持ちを込めて渡すことで、親族間の良好な関係を維持していきたいものです。
 

出典

株式会社インテージ 2026年お年玉調査
 
執筆者 : 掛川夏
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種

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