息子にキャッシュレス決済を勧められました。キャッシュレス決済使わないのはもう少数派?シニア世代の利用率はどれくらいなの?
そんなふうに、息子や娘からキャッシュレス決済を勧められた経験があるシニア世代の方は、決して少なくないのではないでしょうか。便利そうだとは思いつつも、「使い方が難しそう」「現金のほうが安心」と感じ、なかなか一歩を踏み出せない方も多いはずです。
では実際のところ、キャッシュレス決済を使わない人は、もう少数派なのでしょうか。本記事では、シニア世代の利用率や、シニア世代の現金派が多い理由も解明していきます。
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目次
キャッシュレス決済は本当に“当たり前”になったのか
近年、コンビニやスーパー、飲食店だけでなく、病院や自治体の窓口でもキャッシュレス決済が導入されるようになりました。政府が推進してきたこともあり、社会全体としては「現金を使わなくても生活できる環境」が整いつつあります。
若い世代では、財布を持たずにスマートフォンだけで外出する人も珍しくありません。その光景を見ると、「現金派はもう時代遅れなのでは」と不安になる気持ちも理解できます。
シニア世代のキャッシュレス利用率はどれくらい?
アルファノート株式会社が60代・70代を対象に行ったキャッシュレス決済の利用実態に関する意識調査によると、「現金払いもあるがキャッシュレス決済が多い」を回答した人の割合は44%で最多です。一方で「現金払いのみ」と回答した人は7%でした。
また、「ほぼ全てをキャッシュレス決済で支払っている」と回答した人は18%と、現金よりもキャッシュレス決済を多く利用している人は全体の約6割でした。
また、キャッシュレス決済の手段で最も多かったのは「クレジットカード」が57%、「QRコード」26%です。この結果から60代・70代の人もキャッシュレス決済を多く利用していることが分かります。
シニア世代が現金派を選ぶ理由
キャッシュレス決済の利用が増えてくるなかでも現金を選ぶシニア世代には明確な理由があります。
第一に「お金の流れが目に見える安心感」です。現金なら、財布の中身を見れば残高が一目瞭然。使いすぎを防げるという声は根強くあります。
第二に「トラブルへの不安」です。スマートフォンの故障や操作ミス、不正利用といったニュースを見ると、「自分には管理できない」と感じてしまうのも無理はありません。
無理に変える必要はある?
結論から言えば、無理にキャッシュレス決済へ切り替える必要はありません。現金が使える店は今後も一定数残るでしょうし、現金には現金の良さがあります。
また、キャッシュレス決済は便利さと引き換えに「自己管理」が求められる側面もあります。支払いが簡単な分、使った実感が薄れ、気づかないうちに出費が増えてしまうという声もあります。
特に年金生活を送るシニア世代にとって、家計の見通しが立てやすいことは重要です。安心して生活を送るためにも、自分が管理しやすい支払い方法を選ぶことは、決して後ろ向きな選択ではありません。
ただし、「少しだけ試してみる」のは選択肢として悪くありません。まずは交通系ICカードや、使い慣れたクレジットカードから始めるなど、自分のペースで取り入れることで、便利さを実感できる場合もあります。
息子に勧められたからといって焦る必要はありません。大切なのは、「自分が安心して使える方法」を選ぶこと。キャッシュレスか現金かではなく、生活に合った支払い方を見つけることが、これからの時代には求められているのかもしれません。
キャッシュレスか現金か、自分らしい選択を
キャッシュレス決済は社会全体で広がっており、シニア世代にも広がってきています。しかし、安心感や管理のしやすさを重視する現金には、今も確かな価値があります。無理に流行に合わせる必要はなく、自分の生活や性格に合った支払い方法を選ぶことが大切です。
必要であれば、少しずつキャッシュレスを試しながら、自分に合う形を見つけていくのも一つの方法でしょう。
出典
アルファノート株式会社 キャッシュレス決済の利用実態に関する意識調査(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
