義実家へ家族全員で帰省すると、交通費、お年玉、手土産で合計30万円ほどかかります。来年から夫だけの帰省は非常識?家族全員で行かないと失礼でしょうか。
それでも「行かないのは失礼」「夫だけの帰省は非常識」と思われるのが怖くて、無理を重ねてしまう人も多いでしょう。
しかし、家計や生活スタイルが大きく変化した今、帰省の形も見直されるべき時代です。本記事では、義実家との関係を大切にしながら、家族にとって無理のない選択とは何かを考えます。
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目次
義実家への帰省にかかる30万円という現実
年末年始やお盆に義実家へ帰省すると、想像以上にお金がかかるという家庭は少なくありません。新幹線や飛行機などの交通費、親戚の子どもたちへのお年玉、手土産代を合計すると、家族全員での帰省で30万円近くになるケースもあります。家計にとって決して小さくない負担であり、「毎年これを続けるのは正直きつい」と感じるのは自然なことです。
「家族全員で帰省」が当たり前というプレッシャー
それでも悩んでしまうのが、「家族全員で行かないのは失礼では? 」という不安です。
日本では長らく、夫婦と子どもがそろって義実家にあいさつに行くのが礼儀、という価値観が根強く残っています。そのため、夫だけの帰省を選ぶと「嫁が来たくないのでは」「家庭がうまくいっていないのでは」と、余計な臆測をされるのではないかと心配になる人も多いでしょう。
株式会社ベビーカレンダーが行ったアンケート調査によると、義実家への帰省は約4割が「楽しみ」と回答している一方で、約3人に1人が「気が重い」と回答しています。
また、気が重い理由として「義両親に気をつかうのと、旅費がかなりかかるため」や「自分の分からない地元話が多く、気を遣うため」といった声もありました。
夫だけの帰省は非常識なのか?
結論から言えば、夫だけの帰省は非常識ではありません。共働き世帯の増加、物価高、交通費の高騰など、家庭を取り巻く環境は大きく変化しています。仕事の都合、子どもの学校や習い事、体調、そして経済的理由から、帰省の形を柔軟に変える家庭は年々増えています。重要なのは「行くか行かないか」ではなく、「どう伝えるか」「どう関係を保つか」です。
義実家への配慮は「同行」だけではない
たとえ家族全員で行かなくても、義実家への配慮を示す方法はあります。事前に夫から「今回は家計の事情で自分だけ帰省する」と丁寧に説明してもらうだけでも印象は大きく変わります。さらに、電話やオンライン通話で直接あいさつをしたり、手紙や心のこもった手土産を送ったりすれば、「大切に思っている気持ち」は十分に伝わります。
無理をしない選択が長い関係を守る
毎回無理をして帰省し、金銭的にも精神的にも疲弊してしまっては、義実家との関係そのものが苦痛になってしまいます。義務感だけで続ける帰省は、いずれ限界が来るものです。
家族の状況に合わせて「今回は夫だけ」「数年に一度は全員で」といった形を選ぶことは、決して失礼ではありません。無理をしない選択こそが、義実家と良好な関係を長く保つための現実的な方法と言えるでしょう。
また、帰省の頻度や形を見直すことは、夫婦間のストレス軽減にもつながります。どちらか一方だけが我慢を重ねている状態は、いずれ不満として表面化しやすく、家庭内の雰囲気を悪化させかねません。
特に子どもがいる場合、長時間の移動や慣れない環境で過ごす負担も無視できない要素です。「毎年必ず全員で帰省する」という固定観念を手放し、数年に一度は家族全員、それ以外は夫のみといった柔軟な選択肢を持つことで、気持ちにも余裕が生まれます。
義実家との関係は一度きりではなく、長く続いていくものだからこそ、無理をしない距離感を保つことが結果的に双方にとって心地よい関係を築くことにつながるのです。
出典
株式会社ベビーカレンダー 「年末年始の帰省」に関する最新の意識調査(PRTIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
