年末年始に3娘が孫2人を連れて帰省してきました。食事をすべて用意したら結構な出費に…。次回からお金を出してほしいことを言っても問題ないでしょうか。

配信日: 2026.01.20
この記事は約 3 分で読めます。
年末年始に3娘が孫2人を連れて帰省してきました。食事をすべて用意したら結構な出費に…。次回からお金を出してほしいことを言っても問題ないでしょうか。
年末年始は、家族が一堂に会する特別な時間です。離れて暮らすお子さんやお孫さんが集まれば、にぎやかで楽しいひとときになるでしょう。しかし一方で、食事やおもてなしの準備に追われたり、思いのほか費用がかさんだりして、「うれしいけれど、正直大変……」と感じた方も多いのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、帰省時の食費や生活費について、「次回から少し費用を出してほしい」と伝えてもよいのか、どのように伝えれば角が立たないのかについて考えてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

家族の帰省、誰がどこまで負担するべきか

子ども世帯の帰省費用や滞在中の生活費については、明確なルールがあるわけではありません。実家に泊まるからといって、必ずしも「親が全部出すべき」と決まっているわけでもなく、実際には家庭によってさまざまなケースがあります。
 
「親がもてなすのが当たり前」という風潮がある一方で、現在は物価も上がり、年金生活などで収入が限られるなか、長期間の滞在をすべて親がまかなうのは、家計にとって大きな経済的負担となることもあります。特に、食事を毎回用意するとなると、人数が多いほど食費も光熱費もかさみます。
 
帰省にかかる費用は家庭によってさまざまですが、株式会社ハルメクが運営する「HALMEK up」が実施した調査(調査期間:2023年6月5日~7月9日、調査回答数:187)によると、子世帯1回の帰省時に親世帯が負担する金額は1~3万円が39.8%で最も多く、次に3万円以上5万円未満が19.3%と続きます。
 
この結果から、親世帯の負担は3〜5万円程度が中心と考えられますが、10万円以上と回答した人も8.4%いました。
 
これだけの出費が毎年のように続くと、家計にとっては無視できない負担となるでしょう。このような状況で「次回から少し手伝ってほしい」と感じるのは、決してわがままではなく、ごく自然なことなのです。
 

子世帯に「お金を出してほしい」と伝えるのはアリ?

結論から言えば、「負担を分け合いたい」と伝えることに問題はありません。むしろ、親世代が無理をしてまで全額を出し続けるより、家族で協力し合える形をつくるほうが、長い目で見て良好な関係が築きやすくなります。
 
ただし、伝え方には少し工夫が必要です。お金の話はどうしてもデリケートになりやすく、言い方によっては相手に責められていると感じさせてしまうこともあります。例えば、「全部負担するのは正直きついの」「来年からは食費を少し分け合えたら助かるな」といった、素直な気持ちをやわらかく伝える言い方を心掛けましょう。
 
また、「次回はみんなで食材を持ち寄るのはどう?」など、提案型の伝え方にすると、相手も受け入れやすくなります。こうしたコミュニケーションにより、親子間の金銭負担を巡るトラブルを未然に防ぎ、互いの理解を深めることが期待できるでしょう。
 

気まずくならない工夫とは?

もし、直接「お金を出して」と伝えることに気が引ける場合は、次のような形で間接的に負担をお願いすることもできます。例えば、以下のような方法があります。
 

・帰省前に「今回はこんな感じで過ごしたい」と予定を共有しつつ、買い物の分担を提案する
・娘さんたちに「食材の買い出しをお願いできる?」と声をかける
・滞在中に外食するとき、「今日はお願いしてもいい?」と自然に頼る

 
特に娘さんたちが家庭を持ち、日常的に家計を管理している立場なら、親の負担に気づいていないだけで、「言ってくれればよかったのに」と思っているかもしれません。
 
言いにくいからと我慢を続けてしまうと、疲れやストレスが積もり、せっかくの帰省が苦痛に変わってしまう可能性もあります。長く良好な関係を続けるためにも、無理のない形で話し合いをしておくことが大切です。
 

無理せず、笑顔で迎えられる関係を

年末年始の帰省は、家族が顔を合わせて過ごせる貴重な時間です。その時間を気持ちよく迎えるためには、親だけががんばるのではなく、家族みんなが少しずつ協力し合える環境をつくることが理想です。
 
お金のことを伝えるのは勇気がいりますが、「おもてなしにかかる手間や費用を理解してもらいたい」という気持ちは、娘さんたちにもきっと伝わるはずです。
 
遠慮や我慢で疲れてしまうよりも、素直な気持ちを伝え、お互いにとって心地よい距離感を見つけていけば、今後の良好な親子関係につながっていくことが期待できるでしょう。
 

出典

株式会社ハルメク 子どもの帰省、親の負担相場は5万!? 親子の経済事情
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問