手取り18万円の社会人・実家暮らしの娘にお金を入れてほしいのですが、5万円お願いしたら断られました。まだ負担が大きいでしょうか?
本記事では、収入状況から見た負担感や、実家暮らしにおける生活費の目安、親子双方が納得できる話し合いのポイントについて解説します。
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目次
手取り18万円の社会人が感じる生活の余裕とは
手取り18万円の場合、年収ベースではおおよそ250万円前後となり、決して余裕のある水準とはいえません。社会人になると、スマートフォン代や交際費、衣服代、美容費、将来に備えた貯蓄など、学生時代にはなかった支出が増えます。
仮に毎月5万円を実家に入れると、手元に残るお金は13万円となり、貯蓄に回せる金額はかなり限られるでしょう。本人が「負担が大きい」と感じるのは、将来への不安が背景にある可能性も考えられます。
実家暮らしで求められる生活費負担の一般的な目安
実家暮らしの社会人が家に入れるお金の目安は、一般的に手取りの1~2割程度といわれることが多く、18万円の場合は2万~3万円前後が一つの基準になります。5万円は手取りの約3割にあたり、平均と比べるとやや高めの設定です。
株式会社モデル百貨が起こったアンケート調査によると、20代が家に入れるお金の平均は3万3232円でした。
もちろん住宅ローンや家計状況によって親の負担が大きい家庭もありますが、相場を大きく超える金額は子ども側に強い負担感を与えがちです。金額だけでなく、光熱費や食費の実費分担など柔軟な方法も検討する余地があります。
親子双方が納得するための話し合いの進め方
生活費の負担は、一方的に金額を提示するのではなく、家計の状況を共有したうえで話し合うことが重要です。親は「なぜお金を入れてほしいのか」、子どもは「いくらなら無理なく出せるのか」を具体的に言葉にすることで、現実的な落としどころが見えてきます。
また、将来の自立や一人暮らしを見据えた貯蓄目標を一緒に考えるのも有効です。金額の大小よりも、互いの立場を尊重する姿勢が長期的な信頼関係につながります。
お金を入れてもらう以外の協力の形も検討する
金銭的な負担が難しい場合でも、実家暮らしの社会人が家計に貢献できる方法は他にもあります。例えば、食費の一部を負担する、外食や日用品を担当する、家事を積極的に引き受けるなど、現金以外の形で親の負担を軽減する方法も有効です。
特に共働き世帯や親の年齢が高い場合、家事労力の分担は大きな助けになります。金額にこだわらず「家庭の一員としてどう支えるか」という視点で考えることで、親子双方の納得感が高まりやすくなるでしょう。
また、社会人になったばかりの時期は収入が低く、今後の昇給を見据えて家計を組み立てている人も少なくありません。最初から高い金額を固定してしまうと、精神的な負担が長期化する恐れがあります。
まずは少額から始め、収入が増えたタイミングで段階的に見直す方法も現実的です。将来を見据えた柔軟なルール作りが、無理のない同居生活につながります。
無理のない負担設定が親子関係を守る
手取り18万円の社会人にとって、毎月5万円の生活費負担は一般的な目安と比べると重く感じやすい水準です。実家暮らしであっても、本人の生活や将来設計を考慮する視点は欠かせません。
大切なのは金額の正解を探すことではなく、家計状況や価値観を共有しながら双方が納得できる形を見つけることです。無理のない負担設定が、親子関係を良好に保つ土台となるでしょう。
出典
株式会社モデル百貨 独身実家暮らしのお金事情について調査結果を発表 1,000人のうち61%が「家にお金を入れている」と回答(ソーシャルワイヤー株式会社)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
