子育て中で車がほしいのですが、夫に「電動自転車で十分」と言われています。費用が見合わないとのことですが車を持つと年間どれくらいかかるのでしょうか?
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”
車の購入費用以外にかかるもの
まずは、車の購入費用以外に必要となる維持費をチェックしていきましょう。例えば、日産セレナの場合、グレードなどによっても異なりますが、1年間に必要な維持費は、以下の通りとなります。
・税金(自動車税と重量税):約3万5000~4万円
・自賠責保険料:約1万8000円
・車検費用:約5~10万円(新車は初回が3年後、その後は2年ごと)
・ガソリン代:約8~9万円(毎月1回満タンにする場合)
・駐車場代:24万円(月2万円の月極駐車場の場合)
ガソリン代は、走行距離に応じて大きく変わります。また一戸建てなどで自宅に駐車スペースがある場合を除き、マンションやアパートでは毎月駐車場代が必要となるケースが多いでしょう。
さらに、車検でオイル交換などのメンテナンスが必要となった場合もお金がかかります。上記の試算から、1年間で必要な維持費は、駐車場代金を含めると40万円以上かかることが分かります。
車の維持費を安くするポイントは?
車の維持費は、車種によって異なります。一般的に、軽自動車やコンパクトカーなどの小さい車は燃費がよく、保険料や税金が安いので、維持費は低くなる傾向にあります。一方、大型のSUVやワゴン車などは、ガソリン代をはじめ保険料、税金などが高くなる傾向があります。
もしも、車の維持費を下げたいと考えた場合は、大型車ではなく軽自動車やコンパクトカーを選ぶとよいでしょう。さらに、車検費用は、車を購入したディーラーよりも車検専門の会社などに依頼すると費用が安くなることが多いです。
また、月極駐車場代は家計に大きな負担となる固定費です。少しでも安くしたい人は、毎月の費用が安い駐車場を探すとよいでしょう。
車の購入を検討する場合は、まず車の購入費用と、1年間でかかる維持費を正確に計算して把握することが大切です。
車を買うか買わないかはどう決める?
バスなどの公共交通機関が通っていない地方で生活をしている場合、車は大切な移動手段なので、生活の必需品となるでしょう。その場合は、車を持たないという選択は難しいかもしれません。
一方、公共交通機関が発達している都市部に住んでいる場合は、車を購入した場合にかかる費用と、それ以外の交通手段を使った場合の費用を比較してみましょう。
本記事のタイトルのように、電動自転車を使用したほうが購入費用だけではなく、維持費を大幅に下げることができます。例えば、普段は電動自転車を使用し、雨の日や荷物が多い日などはタクシーを利用するなど工夫をすれば、大きな節約につながるでしょう。
さらに、最近ではカーシェアが普及しています。自宅の近くにステーションがある場合は、車を買わないほうが安くなる可能性があります。毎月どのくらい車を使う予定があるのか、カーシェアだと1回でいくらかかるのかなどを調べて、利用を検討してみましょう。
まとめ
車を購入して保有を続ける費用は、家計にとって大きな負担となります。今回ご紹介した内容を参考にしながら、自分たちにとって車を持つ生活が経済的に合理的なのか、ぜひ検討してみましょう。
出典
日産自動車株式会社 【日産ミニバン】NEWセレナ
執筆者 : 下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
