トイレで漏水が発生。業者を呼んだところ、緊急対応と工事費で「10万円」を請求されました。さすがに高すぎる気がしますが妥当な金額なのでしょうか?

配信日: 2026.01.30
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トイレで漏水が発生。業者を呼んだところ、緊急対応と工事費で「10万円」を請求されました。さすがに高すぎる気がしますが妥当な金額なのでしょうか?
トイレで水漏れが発生してしたら、水道修理業者など(以下、「業者」といいます)を呼んで修理をするのが一般的です。
 
しかし、緊急対応と工事費で想像以上に高額な費用を請求されることがあります。水漏れの修理は緊急性が高く、提示された費用の妥当性を検討する時間や冷静さを失っていることもあるため、“足をすくわれる”ことも珍しくありません。
 
そこで本記事では、「トイレの水漏れ工事の相場はどの程度か?」「工事金額が妥当かどうかは、何を基準に判断すればいいか?」について解説します。トイレの水漏れだけでなく、トイレのつまりなどにも応用できる内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
中村将士

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

トイレの水漏れ工事の相場はどの程度か?

トイレの水漏れの症状として代表的なものに、以下のようなことが挙げられます。
 

(1)トイレタンク・便器内の水が止まらない
(2)トイレタンクの下から水が漏れている
(3)温水洗浄便座から水が漏れている
(4)給水管・止水栓から水が漏れている
(5)便器と床の間から水が漏れている

 
これらの症状を直すために業者へ修理を依頼した場合、発生する主な費用は以下のとおりです。
 

・出張費用・時間外出張費
・部品代
・部品交換作業代
・便器・便座・トイレタンク脱着作業代
・調整作業代

 
業者が現場に駆けつけるだけでも、「出張費用」が発生します。その場で工事を依頼すれば無料になる場合もありますが、5000円程度が一般的です。駆けつけたのが営業時間外の場合、「時間外出張費」が発生することもありますので、注意が必要です。
 
トイレの水漏れは、部品の劣化・破損・故障が原因で起こるケースが大半です。多くの場合、新しい部品を購入して劣化した部品との交換が必要となりますが、業者にこれを依頼した場合は「部品代」と「部品交換作業代」が発生します。
 
トイレにはさまざまな部品が使われているため、部品代の相場は1000~1万円程度と幅があります。部品交換作業代は、いわゆる人件費であり、作業の難易度にもよりますが、8000~1万2000円程度が一般的でしょう。ただし、本体(便器・便座・タンク)そのものを交換する必要がある場合は、その分だけ部品代は高くなります。
 
部品交換をする際、本体の脱着(撤去と設置)作業が必要になる場合があります。この場合、本体の脱着作業代が発生します。脱着作業代の相場感として、2~4万円程度を見込んでおくといいでしょう。本体(便器・便座・タンク)そのものを交換する場合にも、この費用は発生します。
 
トイレの水漏れが、ナット(部品を固定するネジ)を締めるなどの調整だけで直る場合があります。この場合、「調整作業代」が発生するわけですが、交換作業より軽微な作業であるため、相場としては5000円(出張費用相当)~1万円(部品交換費用相当)程度ととらえるのが妥当でしょう。
 

工事金額が妥当かどうかは、何を基準に判断すればいいか?

修繕工事(修理)を依頼する前に、「見積書」を提示してもらうようにしましょう。できれば、相見積もりをとる(複数社に見積書を提示してもらい比較する)べきです。
 
見積書は「費用の予定」であり、これから発生する予定の工事内容・費用が記載されているはずです。見積書を提示されたとき、総額に目が行きがちですが、注目すべきは内訳です。「何にいくら費用が発生するか」または「どこをどう修理するのか」ということに目を向けましょう。
 
簡易的な工事の場合、見積書の内容の欄に「〇〇工事一式」と書かれている場合があります。金額に納得ができれば問題ないのですが、少しでも疑問を感じたら、詳細を記載するよう求めましょう。
 
トイレの水漏れ修繕工事をする場合、「部品代」「部品交換作業代」「本体(便器・便座・タンク)脱着作業代」のように、発生する費用を明示することは可能です。そのうえで、工事費用が妥当かどうか、前項で挙げた金額を参考に判断しましょう。
 
例えば、トイレで漏水が発生したため業者を呼んだところ、緊急対応と工事費で10万円を請求されたとします。また、見積もりの提示はないものとします。
 
この場合、最低限発生する費用として、「部品代」「部品交換作業代」が挙げられます。部品交換作業代を1万2000円として見積もると、部品代は8万8000円となります。部品代8万8000円が妥当であれば、10万円を請求されたとしても妥当といえます。
 
仮にタンクを脱着したとして、タンク脱着作業代が3万円かかったとします。部品交換作業代を1万2000円の場合、部品代は5万8000円になります。この部品代が妥当であれば、請求額10万円も妥当と判断できます。反対に、部品代が1万円以下と思われるのであれば、請求額10万円は不当だといえます。
 
不当な金額の場合、原因として、単価(部品1個の値段や1作業あたりにかかる費用)が高い(相場から外れている)ことや余計な工事が入っていることなどが考えられます。見積書に内訳をきちんと記載してもらうことで、このようなリスクを回避することができます。
 

まとめ

本記事では、「トイレの水漏れ工事の相場はどの程度か?」「工事金額が妥当かどうかは、何を基準に判断すればいいか?」について解説しました。まとめると、以下のとおりです。
 

・トイレの水漏れ工事の相場は、部品代が1000~1万円程度、部品交換作業代が8000~1万2000円程度、本体脱着作業代が2~4万円程度である
・工事金額が妥当かどうかは、見積書の内訳を見て判断するといい

 
工事費用ではありませんが、業者を呼ぶだけで発生する「出張費」や、営業時間外に呼ぶと発生する「時間外出張費」なども発生する場合があるため注意が必要です。
 
工事金額が妥当かどうかは、見積書を確認するところから始めます。見積書を見て工事内容が理解できるのが理想です。丁寧な業者であれば、見積書に部品代・作業代などを明記し、工事内容が水漏れ原因の解消に役立つことを説明します。
 
不当な金額を請求する業者は、筆者の印象では、あえて依頼者が分からないような説明をしたり不安をあおるような説明をしたりすることが多いです。リスクを回避するためには、見積もりの内容について業者にきちんと説明を求め、丁寧に応えてくれるような信頼できる業者に依頼することが一番です。
 
執筆者 : 中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

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