去年第一子が生まれ、出産祝いやお年玉を頂きました。子どものために取っておくのが一般的でしょうか? 生活費に回すのはNG? 親としてどうするか迷っています。
そこで本記事では、「子どものために取っておくべきか?」「今の生活費に回してもいいの?」といった迷いに対して、多くの家庭がどうしているのか、どのような考え方があるのかを紹介しながら、親としてどう考えるべきかを探っていきます。
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目次
子どものお金は「将来のために取っておく」のが基本的な考え方
まず、出産祝いもお年玉も、子ども本人への贈り物です。金額にかかわらず、基本的には「子どもの将来のために使う」という考えが一般的です。
実際、株式会社インタースペース(東京都新宿区)が運営する「mamasta(ママスタ)」が実施した、お年玉の管理方法についての「ママのリアル調査」(調査月:2024年11月、総回答数:927)によると、子どもがもらったお年玉について「親がすべて管理している」と回答した家庭は43.5%にのぼり、次いで「子どもにいくらか渡し、残りを親が管理している」家庭が37.9%と、合計で8割以上の家庭が親側で管理している傾向です。
この結果に寄せられたコメントのなかには、「子どもの将来のために口座に貯めておき、成長したときに渡すつもり」という声も複数あり、将来の教育費や結婚資金など、長期的な目的で蓄えている家庭が少なくないことがうかがえます。
特に、現代は子ども一人あたりの教育費負担が大きくなっているため、早いうちから備えておくに越したことはありません。「もらった分はすぐに使わず、大切に取っておく」という姿勢が、贈ってくれた方への感謝の表れにもなります。
生活費に使ってもいい? NGではないが慎重な判断を
一方で、「今、生活が少し厳しい」「育児用品にお金がかかる」という家庭事情もあるでしょう。そうした場合、子どもへのお祝い金を生活費にあてることは、“絶対にダメ”というわけではありません。ただし使う場合は慎重に、以下のような点に注意が必要です。
・一度使ってしまうと、どこに使ったのか分かりにくくなる
・将来の備えが手薄になる可能性がある
・「子どものお金」を「親のお金」と混同しやすくなる
例えば、紙おむつやミルクなどのベビー用品に使うことは、広い意味で“子どものため”ともいえます。ただし、それを一時的に使う場合は、「いくら使ったのか」「どこから補てんするか」を明確にしておくことが大切です。
また、使った分は後から少しずつでも戻すように意識することで、罪悪感を減らしつつ計画的に管理できます。
貯めるなら「口座+目的」をセットで考える
では、子どものお金をどう保管しておくのがよいのでしょうか。おすすめなのは、子ども名義の銀行口座を作って、そこにまとめて入れておく方法です。子ども名義にすることで、お金の持ち主が明確になりますし、親のお金と混同せずに済みます。
また、「ただ貯める」だけでなく、「何のために使うか」まで考えておくと、より意味のあるお金の使い方ができます。例えば、将来の習い事や高校・大学進学、留学、車の免許取得費用など。目的をある程度イメージしておくことで、お金を使うときの判断基準も持てるようになります。
さらに、「大学に進学するときまで手をつけない」といったルールを、家庭内で決めておくのもよいでしょう。
貯めたお金は管理するだけでなく、「お金の教育」にもつなげよう
子どもが成長して自分でお金のことを理解できるようになってきたら、この貯めてきたお金を題材にして、お金の大切さや使い方などを話し合うのもよい教育になります。
例えば、「このお金はおじいちゃんが君の将来のためにくれたのだよ」「どう使うといいかな?」といった会話は、お金との付き合い方を学ぶよいきっかけになるでしょう。
大切なのは、ただお金を貯めることではなく、それを通じて、誰かの思いや使い方の選択肢を考える力を育てることです。
子どもがもらったお金は、家庭に合った方法で使おう
出産祝いもお年玉も、子どもを祝ってくれる気持ちがこもった大切なお金です。基本的には将来のために取っておくのが一般的ですが、生活状況によって柔軟に考えても構いません。
大切なのは、「今どう使うか」だけでなく、「このお金にどんな意味を持たせるか」という視点です。子どもの成長を支え、思いをつなぐお金として、家庭に合った方法で大切に扱っていきましょう。
出典
株式会社インタースペース mamasta(ママスタ) 900人超のママたちが回答。お年玉の管理方法について教えてください <ママのリアル調査>
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
