無償化で「年収550万円」のわが家も、娘が“私立高校”に進学予定。姉に「お金持ちが多くて格差がヤバい」と言われたのですが、そこまで大変なのでしょうか?“格差を感じやすい理由”とは

配信日: 2026.02.07
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無償化で「年収550万円」のわが家も、娘が“私立高校”に進学予定。姉に「お金持ちが多くて格差がヤバい」と言われたのですが、そこまで大変なのでしょうか?“格差を感じやすい理由”とは
教育費の負担は決して軽くはありませんが、現在は国公立高校の授業料は無償化されており、2026年度からは 私立高校についても実質無償化へ拡大される見込みです。現在設定されている年収制限も撤廃される方向ですので、より進学の選択肢が増えると言えるでしょう。
 
しかし一方で、現場では「授業料が無償になっても、私立では見えない格差を感じることがある」という声も少なくありません。なぜ「無償化」なのに、格差が生まれてしまうのでしょうか。
 
本記事では、制度の基本と実際にかかる費用、そして無償化でも格差を感じる理由を解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

「高校無償化」の内容

まず押さえておきたいのは、無償化の対象は授業料のみという点です。例えば、次の費用は依然として自己負担のままです。


・入学金(30万円程度かかる場合もある)
・教科書・教材費
・制服代・体操服代
・部活費、遠征費
・PTA会費・後援会費
・修学旅行費(場所によって大きく幅がある)
・通学費(交通費)

特に私立高校は、入学金の幅も広く、校風や設備の充実度に比例して、初期費用や追加費用が高くなる傾向があります。
 

私立で格差を感じやすい理由

私立高校には、教育環境や進学指導の手厚さを求めて入学する家庭が多く、総じて「教育費に支出を惜しまない」傾向があります。進学塾、オンライン教材、習いごと、模試の追加受験、海外研修など、学校外の投資も積極的に行う家庭が少なくありません。
 
そのため、授業料が無償化されても、教育にどれだけ費用をかけるかという「価値観の差」が残り、結果として周囲の行動や持ち物などから生活レベルの違いを感じやすくなることがあります。
 

具体的に格差を感じてしまう3つの場面

授業料が無償化されても、高校生活ではさまざまな費用が発生します。特に私立高校で差を感じやすい場面を3つ見ていきましょう。
 

部活動の費用

私立高校は部活動が活発なところが多く、遠征費、合宿代、大会登録費などが高額になるケースもあります。遠征は宿泊が伴うことも少なくありませんが、その場合は1回あたり数万円かかることもあります。年間の費用が10万円を超える部活も珍しくはないでしょう。
 

海外研修など学校独自のプログラム

私立高校の中には学校独自のプログラムが豊富で、海外語学留学や国内外のフィールドワーク、特別講座や大学連携プログラムなどを受けられる学校もあります。
 
なかには追加費用が発生することもあるため、どこまで参加できるかによって、家計格差が表面化することもあるでしょう。
 

私立を選ぶ世帯の「生活レベルの差」

そもそも私立を選ぶ家庭の中には、次のような場合が多々あります。


・世帯年収が高い
・教育費への支出を惜しまない
・中学受験や習いごとにすでに高額の投資をしている

授業料が無償化されても、「スマホ」「服装」「塾代」「休日の過ごし方」などで家庭ごとの差が見えやすく、結果として、無償化でも格差を感じる要因となり得るでしょう。
 

まとめ

授業料の無償化によって、私立高校への進学など、進路の選択肢は確かに広がります。しかし、負担がゼロになるわけではなく、入学金や制服・教材費、部活や修学旅行、海外研修など、授業料以外の費用は引き続き家計に影響します。
 
また、私立を選ぶ家庭は教育投資に積極的な傾向があるため、生活レベルの違いが見えやすく、結果として格差を感じる場面も考えられるでしょう。費用面はもちろん大切ですが、さまざまな要素を検討して、お子さんに合った進学先を選べると良いですね。
 

出典

文部科学省 高校生等への修学支援
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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