東京観光で「一日乗車券」を買うか、都度乗車をするかで悩んでいます。「3回以上乗れば元が取れます」と案内にありますが、移動回数が読めません。どう考えるのがお得でしょうか?
そこで本記事では、細かい運賃暗記はせずに、「回数が読めないときの判断法」をまとめていきます。
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元が取れる回数は厳密に計算しなくていい
まず前提として、元が取れるかは“ぴったり計算”しなくて大丈夫です。考え方はシンプルで、「乗車券の値段÷1回あたりの運賃の目安額」をイメージします。東京の地下鉄は距離で運賃が変わるので、短い移動が多い日ほど1回あたりは安く、長い移動が入る日ほど高くなります。
したがって「3回で得」と案内に書いてあっても、近場の移動ばかりなら4回以上乗らないとお得にならないことがありますし、逆に別の街へ移動する日は1回あたりの運賃が高くなりやすく、3回でほぼトントンに近づくこともあります。
大事なのは、1回の運賃を正確に計算することではなく、「今日は近場中心か、広く移動する日か」を決めることです。
回数が読めない人は、移動の型で判断する
観光は行き先が点在していても、移動パターンは大きく次の3つに分けられます。自分の一日がどれに近いかで判断すると、何回乗るかを細かく予想しなくても決められます。
(1)エリアを点々と回る日:一日乗車券が向きやすい
浅草→上野→銀座→渋谷のように、エリアをまたいで名所をはしごする日は、自然に乗車回数が増えます。ホテルへの往復も入れば回数は伸びやすく、乗り放題のメリットが出やすいです。追加料金を気にせず、「混雑したから別ルート」「疲れたから一駅だけ乗る」と動けるのも強みです。
(2)1エリアのみ滞在の日:都度払いが有利になりやすい
新宿・原宿だけ、上野・浅草だけ、のように徒歩中心で回る日は、交通機関を利用するとしても「往復+少し程度」で終わる可能性が高いです。買い物やカフェが多い日ほど歩く時間が増え、電車に乗る回数は伸びません。こういった日は、都度払いのほうが結果的に安くなりやすい傾向にあります。
(3)JRや私鉄を多用する日:乗り放題の範囲ズレに注意
一日乗車券は、対象路線だけが乗り放題となります。山手線などJRを中心とした乗車予定の場合は、地下鉄の回数は思ったほど増えません。「せっかく乗り放題を買ったのに、結局JRに乗っていた……」という結果になると、損をしたように感じてしまいます。
そこで、行き先の最寄りがどの路線かだけでも大まかに確認しておけば、失敗を避けやすくなるでしょう。
損しやすいのは、回数より使い方
回数だけで判断すると、意外なところで損した気持ちになりがちです。そこで、「有効時間」や「対象路線」といったポイントを先に押さえ、よくある落とし穴を避けましょう。一日乗車券で後悔しやすい落とし穴は、以下の3つあります。
1つ目は、有効時間の勘違いです。「当日限り」と「使い始めて24時間」は価値が変わります。夜に到着する日や時間がずれ込みそうな日は、どちらのタイプかを確認するだけでも判断が楽になります。
2つ目は、乗れる範囲の思い込みです。目的地が私鉄の駅だったり、バス移動が多かったりすると、地下鉄乗り放題の価値は下がります。その日の移動は地下鉄が中心になるか、を先に考えておくと判断がしやすくなります。
3つ目は、「元を取る」だけをゴールにすることです。真夏や雨の日は、数十円の差よりも「疲れたらすぐ乗れる」安心感が勝つことがあります。お得さは金額だけでなく、体力と時間も含めて考えると納得しやすくなります。
東京観光で一日乗車券を買うかは移動の型で判断しよう
一日乗車券を買うか迷ったら、まずは「今日の移動は近場中心か、広く動く日か」を押さえるのが近道です。
短い移動ばかりの日は回数が増えないと元が取りにくく、離れた場所へ移動する日は少ない回数でもトントンになりやすい傾向があります。ここで大事なのは、運賃を正確に計算することではなく、移動のイメージをざっくり固めることです。
次に、自分の予定が「点々と回る日」「1エリアに滞在する日」「対象外の路線も混ざる日」のどれに近いかで判断すると、回数を当てにいかなくても選びやすくなります。さらに、有効時間のタイプや対象路線を見落とすと、回数が足りていても損した気持ちになりやすいので注意が必要です。
迷ったときは、行き先の最寄り路線と有効時間だけ先に確認し、歩き中心か移動中心かをイメージしてから、一日乗車券にするか都度払いにするかを決めましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
