友人の「コンビニのトイレはタダで当然」発言に驚き! 私はトイレを借りたら「100円以上」買うようにしていますが、借りるだけは“マナー違反”ですよね? コンビニの「トイレ事情」とは
ただし、「コンビニのトイレを利用しても、商品は何も買わない」という人も一定数おり、話題になることがあります。本記事では、「コンビニのトイレを利用したけど、何も買わないのはマナー違反なのか」を解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
コンビニのトイレ事情
今では国内に5万店以上あるコンビニですが、多くの店舗では「地域のインフラ」「サービスの一環」としてトイレを解放しています。公共のトイレは、都心部では場所の確保・施設の維持が難しく、なかなか新設されることはないのが実情です。
コンビニのトイレは、人の出入りを増やす防犯効果もあります。また、「ついで買い」を期待できることから、多くのコンビニがトイレを自主的に解放しています。以前は男女共用が1個しかないところもありましたが、昨今では男女別々のトイレがあるコンビニも多くあります。
駅や飲食店などのトイレは、一般的に利用者しか使えず、多くの施設は深夜に営業していません。コンビニは24時間営業しているうえに、気軽に利用できることから、公共トイレとしての役割を担っている側面があり、重宝されています。
トラブルがあるのも事実
トイレを解放しているコンビニが多い一方で、トイレがあるにもかかわらず利用禁止にしていたり、「店員に声をかけてください」と書かれていたりする店舗もあります。コンビニのトイレでは、ゴミを詰まらせたり、汚物で汚したり、長時間占拠するなどのトラブルも多くあるためです。
また、正当な理由なく女性用トイレに侵入した男性が逮捕される、コンビニのトイレで出産して立ち去る、などの事件に発展した事例もあります。ほかにもインバウンド客が文化の違いから、誤った使い方をしてトラブルになるケースも報告されています。
店舗側は、何かトラブルがある度に対応しなければならず、その際には膨大にある通常業務に支障が生じるのは避けられません。コンビニは公共施設ではないため、「トイレの利用を禁止したほうがよいのではないか」と考える店舗もあるのが実情です。
コンビニのトイレを利用して何も買わないのはマナー違反?
「コンビニでトイレを利用したにもかかわらず、何も買わないのはマナー違反」という意見を目にすることがあります。掲題の「コンビニのトイレってサービスだから、使っても商品を買わない」と友人が言っているケースを考えてみましょう。
自分はコンビニでトイレを利用したら、飲み物やホットスナックなどを買うようにしている場合、何も買わない友人にモヤモヤした感情が生まれるのは当然でしょう。ただし、明確なマナー違反とは言い切れない側面もあります。
コンビニはトイレを自主的に解放しているわけであり、また「利用者は必ず購入しなければならない」といった公式なルールはありません。一方、水道やトイレットペーパー、清掃などのコストは店舗側が負担しています。維持費はタダではないため、トイレを利用しておいて何も買わなければ、店舗側にとってはマイナスにしかなりません。
店舗側の手間やコストを考えると、「トイレを利用したら何か買ったほうがいい」と思うのは自然なことといえます。今回のケースでは、自分が大切にしている感覚と違う行動を見たときの違和感がモヤモヤ感の正体であり、明確に正解を示すのは難しいでしょう
まとめ
利用経験のある人も多いコンビニのトイレですが、トラブルが発生することもあり、繁華街や観光地などでは貸し出しを禁止している店舗もあります。「コンビニのトイレを利用したら何か商品を買わなければならない」といったルールはなく、買う・買わないは判断が分かれるところでしょう。
とはいえ、コンビニのトイレの維持費は無料ではないため、「利用させてもらったら何か買う」と考えるのは、気遣いができる人といえるでしょう。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
