滑り止め受験の“私立高校”から「入学金を払うように」と言われ驚き!「後輩が受験で不利になりますよ」とのことですが、本当に支払いは必要?「恐ろしい慣例」「払わなくていい」SNSでも話題に
進学しないのに高校の入学金を払う必要があると聞くと、おかしな話に思えますが、複数の高校を併願で受験した場合、行かない高校の入学金を払うケースは、実は珍しいことではないのです。
本記事では公立と私立を併願した場合の高校受験のお金について、進学しない高校の入学金を払うケースが発生している理由について解説します。
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公立高校と私立高校は併願できる
高校受験では、第1志望とは別にほかの高校を受験する「併願」をすることができる場合があります。例えば、公立高校と私立高校を1校ずつ受験したり、私立高校を2校以上受験したり、同じ高校の別のコースを受験したりとさまざまです。
公立高校を志望していても、滑り止めや受験の練習として私立高校を併願して受験することもあります。推薦入試など状況にもよりますが、受験日・合格発表日を公立高校よりも先に設定している私立高校が多いのではないでしょうか。
私立高校の入学金期限は地域や学校により異なる
私立高校の入学金の期限は地域や学校により異なっており、公立高校の受験結果が分かる前に入学金納付期限が設定されているため、念のために入学金を払ったというケースもあります。公立高校の受験結果が分かってから入金するかどうかを決めて良い場合や、手付金など一部のみ先に入金する必要があるなどさまざまです。
もちろん、進学する意思がなければ入学金を払う必要はありませんが、公立高校に受からなかった場合には私立高校に進学するかもと考えると、入学金を払わないわけにはいきませんよね。
入学金の二重払いは大学では問題視されており、文部科学省より「私立大学における入学料に係る学生の負担軽減等について」という通知が出ています。しかし、現時点では私立高校の入学金二重払いについては、通知などは出ていないようです。
「後輩たちのために払う」とはどういう意味?
話題となっていたSNSの投稿では、私立高校に進学しないことに決めたので入学金を払わずにいたところ、高校ではなく中学校より催促があったとされていました。
本人のために入金を促すのではなく、入学金を払わないと後輩たちが困るといった内容だったそうです。おそらく、入学金が払われなかった場合は生徒個人だけでなく、出身中学の生徒が今後受験できなくなる、受験に不利な状況になるという意味だと思われます。
過去の生徒の行動で後輩たちが本当に不利になることがあるのかは分かりませんが、筆者も同じような経験をしたことがあります。
筆者は公立高校の推薦入試でしたが、出身中学より「あなたの行動によって来年以降、この中学校から公立高校の推薦入試の受験ができなくなるかもしれない」と言われたのです。真偽は定かではありませんが、個人の行動を学校単位で判断することに違和感を覚えました。
出身中学の生徒に連帯責任を取らせることに違和感を覚える
私立高校を併願で受験した場合、入学金納付の締め切りは地域や学校により異なるため、進学しない高校の入学金を全額支払ったり、手付金として一部のみ支払うケースがあるようです。
大学の同様なケースが大きな問題になっているので、陰に隠れているのかもしれませんが、併願で私立高校を受験した場合の入学金二重払いに疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。
話題になっていたSNSのケースでは、進学しないと決めたにもかかわらず中学校より「後輩たちのために払って」と言われたとあり、筆者はおかしいのではないかと感じました。
入学金を払わなかった場合、実際に後輩たちが困るのかどうかは分かりませんが、個人ではなく学校単位で判断し、後輩に連帯責任を取らせるようなことを示唆する言動は、やはり違和感を覚えますね。
出典
文部科学省 私立大学における入学料に係る学生の負担軽減等について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
