大学の初回納付金「50万円」に充てようと思っていた奨学金の振込が間に合わないかも……。入学時に必要な費用を準備するにはどうすればいい?

配信日: 2026.02.15
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大学の初回納付金「50万円」に充てようと思っていた奨学金の振込が間に合わないかも……。入学時に必要な費用を準備するにはどうすればいい?
進学を控えるなか、入学金や入学時に必要な費用に奨学金を充てたいと考える人は少なくありません。
 
一方で、奨学金の入金時期や納付期限との関係が分かりにくく、入学金等の支払いに間に合うのかと不安に感じることもあるかもしれません。
 
本記事では、奨学金の振込スケジュールや入学金等を準備する手段について解説します。
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奨学金は入学金等の支払いには間に合わない

貸与奨学金や入学時特別増額貸与奨学金は、進学後に口座へ振り込まれます。そのため、進学前に支払う必要がある費用への充当はできません。
 
振込は原則として毎月11日ですが、4月のみ21日に設定されています。振込日が金融機関の休業日の場合は、その前営業日に振り込まれる予定です。
 
ただし、進学届の提出が進学後に行われるため、4月の振込に間に合わないおそれもあります。事務手続きの時期によっては初回振込が5月にずれ込むかもしれません。その際は、2ヶ月分がまとめて振り込まれる可能性があります。
 
こうしたスケジュールのため、入学時に必要な費用を奨学金で準備するのは難しいといえます。
 

奨学金の振込スケジュール

奨学金の振込スケジュールをみていきましょう。表1は令和7年度の奨学金振込予定日です。
 
表1

区分 振込日 区分 振込日 区分 振込日
4月分 4月21日(月曜日) 5月分 5月16日(金曜日) 6月分 6月11日(水曜日)
7月分 7月11日(金曜日) 8月分 8月8日(金曜日) 9月分 9月11日(木曜日)
10月分 10月10日(金曜日) 11月分 11月11日(火曜日) 12月分 12月11日(木曜日)
1月分 1月9日(金曜日) 2月分 2月10日(火曜日) 3月分 3月11日(水曜日)

出典:独立行政法人日本学生支援機構「令和7年度 奨学金振込予定日」を基に筆者作成
 
令和7年度における奨学金の振込予定日は、4月分が21日、5月分は16日です。また、給付奨学金と貸与奨学金は、どちらも同じ日に振り込まれます。
 
なお、初回の振込月は手続き状況によって異なるため、在学する学校へ確認が必要です。初回振込が遅れた場合は、複数月分がまとめて入金されることがあります。
 
給付奨学金・貸与奨学金ともに、支給が終了する年度の3月分は、通常の3月ではなく2月分と合わせて2月10日に振り込まれます。自分の振込時期や金額に不明点がある場合は、在学する学校の奨学金窓口に確認しましょう。
 

入学時に必要な費用を準備する方法

奨学金以外で入学金等を準備する方法はおもに以下の3種類が挙げられます。
 

・銀行の教育ローン
・国の教育ローン
・生活福祉資金貸付(教育支援資金)

 
銀行の教育ローンは世帯年収の制限がなく、融資までの早さが特徴のようです。カードローン型を選べば、教育費全般に柔軟に活用できる利点があるとされています。
 
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」は、低い固定金利での融資が可能です。年収制限があるほか、審査に時間を要する場合もあるため、早めに準備をしたほうがよいでしょう。
 
融資が受けにくい住民税非課税世帯などには、生活福祉資金貸付制度が用意されています。入学前に50万円以内の無利子貸付が可能で、窓口は地域の社会福祉協議会です。
 

入学金等に奨学金は充てられないため、教育ローンや公的貸付制度の利用を検討すべき

奨学金は進学後に振り込まれるため、原則として事前納付が必要な入学金等には使えません。振込は原則11日ですが、4月は21日、5月は16日と時期によって異なります。手続きのタイミング次第では、初回入金がさらに遅れることも考えられます。
 
入学時に必要な費用を支払う手段として、所得制限のない銀行ローンや低金利な国の教育ローンが有効です。住民税非課税世帯などの場合は、無利子で借りられる公的な貸付制度も利用できます。自身の条件に合う方法を比較し、不明な点は早めに学校や窓口へ相談しましょう。
 

出典

独立行政法人 日本学生支援機構 奨学金振込日カレンダー
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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