奮発して「東京-宇都宮」の在来線に“グリーン券”を購入したのに、満席で座れずガッカリ…追加の「1500円分」を返金してもらい、普通車に移ることはできますか? 満席時の対処法を解説
そのため「移動時間を少しでも快適に過ごしたい」と追加料金を支払って「グリーン車」の切符を購入する人もいるでしょう。しかし、この「普通列車グリーン券」は混雑状況によっては、座席を利用できないこともあるのです。
せっかく奮発して追加料金を払ったのに、「座れないなら、普通車に移って払い戻しにしたい」と不満を感じる人もいるかもしれません。本記事では在来線に設けられているグリーン車自由席の切符「普通列車グリーン券」についてと、満席時の対処法について解説していきます。
ファイナンシャルプランナー2級
普通列車グリーン券とはどのような切符なの?
「グリーン車の切符」というと、「グリーン車に座れる切符」というイメージを持つかもしれません。しかし、JR東日本の中央線などの普通列車グリーン車は全席自由席となっているので、事前の座席指定や予約はできません。
そのため、混雑する時間帯や繁忙期では、グリーン車であってもすべての座席が埋まってしまうことがあり、その場合は、デッキや通路に立って移動することになります。
そして、このようにデッキや通路とはいえグリーン車内で過ごした場合は、「グリーン車を利用している」という扱いになり、グリーン車のサービスを受けたことになるのです。
つまり、普通列車グリーン券が提供するのは、「必ず座れるサービス」ではなく、グリーン車という「空間を利用できるサービス」といえるでしょう。
満席で座れないときは乗務員に相談を
グリーン車自由席が満席だった場合、乗務員に申し出れば普通車に移動することもできます。ただし、グリーン車に乗り込んで「利用した」とみなされると、払い戻しの対象にはならないこともあります。
そのため、グリーン車の利用を諦めて普通車へ移動したい場合は、グリーン車の乗務員に声をかけて、利用前であることを伝えるようにしましょう。
払い戻しを受けるためにはどうしたらいい?
グリーン車自由席が満席で、最初から「利用するのをやめよう」と決めた場合には、グリーン料金の払い戻しを受けることができます。
その場合は、車内改札前にグリーン車の乗務員(グリーンアテンダント)に「満席で座れないため、グリーン車を利用しない」と伝えましょう。車内改札前であれば、グリーン車を利用していないことを示す「不使用証」を発行してもらえます。
その後、この不使用証とグリーン券を合わせて下車駅の窓口で提示すれば、追加で支払ったグリーン料金が払い戻されます。車内での払い戻しはできないので、必ず下車駅で手続きをしましょう。
なお、一定時間グリーン車のデッキや通路で立って過ごしてしまうと、「利用した」と判断されるため、払い戻しはできなくなります。また、座れないからといって乗務員に告げずに普通車に移動してしまうと、返金が受けられないケースもあるため注意が必要です。
普通列車グリーン券は「必ず座れる」切符ではない
普通列車グリーン券は、グリーン車に必ず座れることを保証する切符ではありません。満席で座れない場合でも、グリーン車の車内で過ごすとグリーン車を利用した扱いとなり、原則として払い戻しはできません。
満席を理由にグリーン車を利用しないと決めた場合には、早めに乗務員に相談して「不使用証」を受け取り、払い戻し手続きをするようにしましょう。
出典
東日本旅客鉄道株式会社 普通列車グリーン車
東日本旅客鉄道株式会社 きっぷの購入・変更・払い戻し
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級
