注文住宅の打ち合わせを進めているのですが、当初の予算から300万円ほどオーバーになると言われました。削っても後悔のない部分はどこでしょうか?

配信日: 2026.02.19
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注文住宅の打ち合わせを進めているのですが、当初の予算から300万円ほどオーバーになると言われました。削っても後悔のない部分はどこでしょうか?
注文住宅の打ち合わせは、決めることが増えるほど楽しくなる一方で、気づいたら予算オーバーといったこともよくある話です。業者から「300万円の増額」と聞くと焦るでしょうが、むやみに削ると住んでからの後悔につながります。
 
ポイントはシンプルで、「後から変えられるもの」から見直し、「後から変えにくいもの」は守ることです。そこで本記事では、減額の順番と削っても後悔しにくい代表例を整理します。
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まず確認したい、注文住宅で予算オーバーの正体

最初にやるべきは、見積もりの内訳をチェックして「どの項目が増えたか」を整理することです。増額の主な原因は大きく、(1)床面積や家の形や構造などによって“まとめて増える”部分と、(2)設備や内外装の仕上げのグレード変更で“積み上がる”部分に分かれます。
 
さらに見落としやすいのが、駐車場・フェンスなどの外構、照明・カーテン、エアコン、地盤改良といった、多くの会社で本体工事費とは別扱いになりやすい“本体以外”の費用です。これらが想定より膨らむと、体感以上にオーバーしやすくなります。
 
どこが原因で増えたのかが分かるほど、どこを減額するかの迷いも減ります。コストダウン案を考える前に、まずは自分で「増えた場所ランキング」を自分で作るイメージで、増額した部分を整理しましょう。
 

削って後悔しにくいのは「後で追加・交換できる」部分

削っても後悔が小さくなりやすいのは、住んでからでも比較的追加や交換しやすい部分です。例えば、キッチンや洗面、トイレなどの設備はグレードを上げるほど価格が大きく上がりますが、多くの場合は標準~中グレードでも機能面では支障なく使えます。
 
あれもこれも一律で削るより、「特に満足度が高い設備を一点だけ残す」という考え方にすると、後悔を減らしやすくなります。例として、食洗機そのものは付けておきつつ扉の面材は標準仕様に抑える、浴室乾燥は付けておきつつ浴室の壁パネルは標準仕様に抑える、といった形です。
 
内装のこだわり(造作棚、タイル、間接照明)も、内容によってはリフォームやDIYで後から整えやすい項目です。雰囲気は家具や照明で作れます。
 
外構も同様で、土留めや排水など構造に関わる部分をきちんと確保したうえで、カーポートやフェンス、植栽などはまず最低限にとどめ、暮らしながら必要な場所に追加していくと無駄が出にくくなります。
 

削ると後悔しやすいのは「性能・間取り・窓」など戻せない部分

逆に、削ると後悔しやすいのは、後から直すのに大規模リフォームが必要になる部分です。代表的なものは、断熱や窓などの性能面です。
 
特に窓は熱の出入りが大きく、冬は熱損失の約50〜60%、夏は熱侵入の約70%が窓からとされ、断熱サッシに変更するなど断熱性を高めると夏冬の快適性が大きく向上します。ここを削ると、住んでから「寒い・暑い」「結露が出る」「光熱費が高い」といった不満を毎年感じやすくなります。
 
次に、間取りと動線です。設備は後から交換できますが、動線の悪さは毎日の家事や移動で小さなストレスが積み重なります。どうしても減額が必要なら、部屋数を削るより「使っていない面積を削る」方向で調整すると後悔が少なくなります。
 
具体的には、廊下を短くしてリビング経由の動線にする、収納のデッドスペースを減らす、将来仕切れる部屋にして最初は1室として広く使う、などが現実的です。
 

注文住宅の見積金額の減額は、優先順位を見える化しよう

300万円の減額でも、むやみに削るのではなく「削る順番」が重要です。まずは見積もりの内訳で増額要因を把握し、次に「後で追加・交換できる」設備・内装・外構から見直します。
 
そして「後から変更が困難な」断熱や窓、間取りの基本性能は守ります。こうすると、コストを抑えるために削る部分があっても、満足できる家に近づきます。
 
減額は妥協ではなく、暮らしの優先順位を明確にする機会です。家の基本性能を守りつつ、後で追加できる設備・装飾は将来の楽しみにする考え方で進めるとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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