高速で「目的の出口」をうっかり通り過ぎた! 余計に“700円”払いたくないのですが、返金はできませんか?「Uターンで戻る」のはNGでしょうか? ルールを確認
慌てて次のインターチェンジまで進み、予定より遠回りになってしまったために想定よりも金額がかかってしまうと、「なんとか返金はできないの?」と感じることもあるかもしれません。
本記事では、高速道路料金の基本的な考え方と、出口を降り損ねた場合に料金調整ができるケース・できないケースについて解説します。
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
高速道路料金はどう計算される?
高速道路の通行料金は、原則として「入口インターチェンジから出口インターチェンジまでの区間」に基づいて計算されます。
ETCを利用していても同じで、入口と本来降りる予定だった出口との距離ではなく、ETCに記録された入口と実際に出た出口の組み合わせによって料金が確定します。
そのため、目的の出口を通り過ぎてしまい、次の出口で降りると、その分だけ走行距離が延び、結果として料金が高くなる仕組みです。
間違えたと申告すれば調整できる場合がある
出口を降り損ねたら必ず高い料金を払うしかないのかというと、必ずしもそうではありません。目的の出口を通り過ぎてしまった場合の対応方法を見ていきましょう。
NEXCO東日本によると、目的のインターチェンジを通り過ぎても、次の対応をすることで料金が調整される場合があります。
・一般レーンから流入の場合:次の出口で降りる際に、料金所の一般レーンで料金の精算前に係員に事情を説明する。
・ETC利用の場合:ETCカードを車載器から取り外し、一般レーンまたはETC/一般レーンにて料金所に進入し、料金の精算前に係員に事情を説明する。
こうすることで、目的のインターチェンジまで戻れるよう案内されるので、料金所のスタッフの指示に従いましょう。その際の通行料金は、当初の入口から目的出口までの通行料金となります。
なお、上記の料金の調整は、インターチェンジの構造などによっては対応できないこともあります。
Uターンしても安くならないケース
一方、「自力で戻ったから安くなるだろう」と考えるのは間違いです。
例えば、次の出口で降りて料金を払ってから、そのインターから再び高速に入り、本来の目的地だったインターチェンジまで戻り料金所のスタッフに事情を説明しても、実際に遠い出口まで利用しているのですから、料金の調整はされません。
また、首都高では、物理的制約により、利用経路や出口を誤った場合であっても通行料金の返金や調整は行っていないと案内されています。
ほかの高速道路や地域でも、申告すれば必ず料金の調整が行われるわけではない点は認識しておきましょう。
さらに、当然ながら、高速道路本線上でのUターンや後退は絶対にNGです。これらは重大事故につながる非常に危険な行為ですので、絶対にしてはいけません。
まとめ
高速道路の料金は、入口から出口までの組み合わせで決まります。そのため、出口を降り損ねると、料金が高くなるのは仕組み上やむを得ません。ただし、誤って通り過ぎてしまった場合でも、次の出口で降りて係員に申し出れば、本来の出口までの料金に調整してもらえる可能性があります。
一方、自力で戻った場合や後から申し出た場合は、返金は難しいと考えられます。また、高速道路上でのUターンは絶対にしてはいけません。「降り損ねたら、次のインターで降りて事情を説明する」という対応をこころがけ、無駄な出費やトラブルを防ぎましょう。
出典
東日本高速道路株式会社 高速道路で出口を通り過ぎてしまったら、行き先を間違えてしまったら
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
