高校無償化と言いつつ、合格発表後に開かれた説明会で購入するものが多いことを知り、不安になりました。今すぐ利用できる制度はありますか?

配信日: 2026.03.27
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高校無償化と言いつつ、合格発表後に開かれた説明会で購入するものが多いことを知り、不安になりました。今すぐ利用できる制度はありますか?
高校進学に向けて準備を進めていると、思っていた以上に出費が多いと感じる場面があります。特に合格後の説明会では、入学に向けて必要なものや手続きが一気に示されるため、家計への影響が気になる方も多いのではないでしょうか。事前に十分な情報がないまま予定外の負担に直面すると、不安が大きくなりやすいものです。
 
そこで本記事では、高校無償化の対象範囲と、入学前後の負担を軽くするために確認したい制度について解説します。
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高校無償化でも入学時の負担がなくならない理由

入学時の費用をきちんと準備できるのかという不安が大きくなりやすいのは、費用が入学前後にまとめて発生しやすいからです。学校によって差はありますが、説明会では制服や体育用品、上履き、副教材、端末関連費などがまとめて案内されることがあります。
 
そのため、「無償化なのにお金がかかる」と感じるのは珍しいことではありません。実際には、無償化の対象は主に授業料で、入学準備に必要な費用は別に考える必要があります。
 

今すぐ確認したい支援制度は「授業料」と「入学準備費」の2種類

まず確認したいのは、「高等学校等就学支援金」です。これは授業料にあてる制度で、家計が急変した場合に使える仕組みもあります。申請しないと受けられないため、学校から案内された時点で早めに手続きをすることが大切です。
 
次に重要なのが、「高校生等奨学給付金」です。こちらは授業料以外の教育費を支える制度で、教科書費、教材費、学用品費、通学用品費、入学学用品費などが対象になります。
 
生活保護世帯や住民税非課税世帯などの低所得世帯が対象で、新入生は4~6月に早期支給を申請できる場合があります。授業料の支援だけでは足りない家庭ほど、見落としたくない制度です。
 
さらに、入学時点で現金が不足する場合は、貸付制度も現実的な選択肢です。低所得世帯であれば、市町村の社会福祉協議会が実施する生活福祉資金貸付制度の教育支援資金により、就学支度費として入学時の費用を借りられることがあります。
 
ひとり親家庭では、母子父子寡婦福祉資金の修学資金や就学支度資金が優先されることもあります。また、自治体や学校独自の入学支度金貸付を用意している地域もあります。例えば、東京都私学財団では、対象校に入学する場合、入学時に必要な費用のうち25万円を無利息で貸し付ける入学支度金貸付制度があります。
 

入学準備の費用が足りないとき、早めに相談したい窓口と進め方

入学準備に必要な費用の支払いが難しい場合は、支払期限の前に相談を始めることが重要です。制度によっては審査や書類確認に時間がかかるため、合格通知や学校の費用一覧、世帯収入が分かる書類を整えておくと、相談がスムーズに進みやすくなります。
 
相談先は、まず入学予定の学校、次に住んでいる都道府県の奨学給付金窓口、社会福祉協議会、ひとり親家庭の場合は自治体の福祉担当窓口です。
 
支払いが難しい場合でも、学校や自治体に相談することで、分割や納付時期の調整を検討してもらえる場合があります。期限を過ぎてからだと、支援を受けられる範囲やタイミングが限定されてしまうため、不安な場合は早めに連絡することでより安心につながります。
 

高校入学時の費用の不安に備えて、使える制度を早めに確認しよう

高校無償化は心強い制度ですが、入学時に必要な費用がすべて自動的になくなるわけではありません。そのため、不安を感じた場合は、「授業料の支援」と「授業料以外の支援」を分けて確認することが大切です。
 
例えば、就学支援金や高校生等奨学給付金、教育支援資金、ひとり親向けの貸付制度、自治体や学校の入学支度金なども確認しておくとよいでしょう。
 
このように利用できる制度まで視野を広げることで、入学時の負担を軽くできる制度が見つかる可能性があります。必要な費用を早めに整理したうえで、学校と自治体に順番に相談し、使える制度を一つずつ確認していきましょう。
 

出典

文部科学省 高校生等への修学支援 高等学校等就学支援金制度
文部科学省 高校生等への修学支援 高校生等奨学給付金
文部科学省 入学前支援について
内閣府 男女共同参画局 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度
公益財団法人東京都私学財団 入学支度金貸付事業
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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