“還元率0.5%”の「クレカ」で“毎月10万円以上”買い物する私、娘は「PayPayならもっとお得なのに」とチクリ。「コード決済」だったら“年間1万2000円”もお得だったって本当!?
そこで気になるのが「ポイント還元」です。コード決済はポイント還元率が高く「お得」と言われていますが、クレジットカードなどと比べて実際にお得なのでしょうか。
本記事では、あまり知られていないキャッシュレス決済のポイント還元率のしくみと、急激に利用者が増えているコード決済について解説します。
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目次
2024年のキャッシュレス決済比率は“42.8パーセント”で政府目標を達成
日本でもキャッシュレス決済は徐々に一般的になっており、経済産業省の発表によると、日本国内における2024年のキャッシュレス決済比率は42.8パーセント、決済額は141.0兆円となっています。
決済におけるキャッシュレスの比率は近年、上昇を続けており「2025年までにキャッシュレス決済比率を4割程度にする」という政府目標を達成しています。キャッシュレス決済額および比率の内訳は以下のとおりです。
・クレジットカード:82.9パーセント(116.9兆円)
・デビットカード:3.1パーセント(4.4兆円)
・電子マネー:4.4パーセント(6.2兆円)
・コード決済:9.6パーセント(13.5兆円)
このうちコード決済を見ると、2019年時点の決済額は1.0兆円であったため、5年間で13.5倍に成長したことになります。なお、政府は将来、キャッシュレス決済比率80パーセントを目指すとしています。
クレジットカードのポイント還元率は“0.5%~1.0%程度”が一般的
クレジットカードのポイント還元率は、カードの利用金額に対して還元されるポイントの割合を指します。一般的には0.5~1.0パーセント程度で、1.0パーセント以上なら高還元率といえるでしょう。
そのため、掲題の方が利用している還元率0.5パーセントのカードも、特に低いわけではありません。還元率0.5パーセントで月10万円支払いをした場合、毎月500ポイント貯まるため、年間では6000ポイントの還元を受けられる計算です。
コード決済はキャンペーンや特典で高還元率を実現できるケースも
PayPay株式会社が運営する「PayPay」などの各種コード決済は、基本となる還元率に加え、条件達成やキャンペーンなどによって還元率を上げる機会があることで知られています。
例えば、基本還元率0.5パーセントに加え、条件達成状況に応じて1.0~2.0パーセント程度まで還元率が上がるケースもあります。
仮に還元率1.5パーセントで、前記のクレジットカード決済と同様に月10万円の支払いを行うと、毎月1500ポイント貯まり、年間では1万8000ポイントのポイント還元を受けられる計算です。
還元率0.5パーセントのクレジットカードと比較すると年間1万2000円分の差がつきますが、一般的に還元率の上乗せには条件があります。キャンペーン期間限定となる場合もあるため、常に特定のサービスが有利とは限らないようです。
付帯サービスや使いやすさなども考慮し、クレジットカードやコード決済など複数の選択肢を比較して、自身に合った支払い方法を選びましょう。
まとめ
キャッシュレス決済のうち、クレジットカードの還元率は0.5~1.0パーセント程度が一般的で、掲題の方のカードも特別低いわけではありません。
コード決済の基本還元率はカードと大差なく、条件達成やキャンペーンで還元率が上乗せされます。一見コード決済が有利に思えますが、常時キャンペーンがあるわけではないため、一概にお得とはいえません。それぞれのサービスを比較し、使いやすい決済方法を選びましょう。
出典
経済産業省 2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
