この4月に都内の大学へ進学した娘に毎月8万円の仕送りをします。バイトも始めたそうですが、実際仕送りとバイトで生活できるのでしょうか?

配信日: 2026.04.20
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この4月に都内の大学へ進学した娘に毎月8万円の仕送りをします。バイトも始めたそうですが、実際仕送りとバイトで生活できるのでしょうか?
大学進学をきっかけに一人暮らしを始めると、家賃や食費、光熱費など、毎月かかる費用は想像以上に多くなります。さらに、通学先の地域や住まいの条件によって、必要な生活費は大きく変わります。そのため、仕送りやアルバイト収入でどこまでまかなえるのか、不安を感じる家庭は少なくありません。
 
本記事では、大学生の一人暮らしにかかる生活費の目安や、家計を考えるうえで押さえておきたいポイントを整理します。
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娘への仕送りは8万円で足りるのか

仕送り8万円だけで、都内の一人暮らしを安定して続けるのは簡単ではありません。日本学生支援機構(JASSO)の「令和6年度 学生生活調査結果」によると、大学学部昼間部の学生生活費は年平均201万9100円です。ここでいう学生生活費は、授業料などの学費と食費や住居費などの生活費を合わせた支出額です。
 
内訳を見ると、学費は年平均122万1800円、生活費は年平均79万7300円です。生活費を月あたりに直すと約6万6000円となります。 全国平均だけを見ると、仕送り8万円は生活費をおおむねカバーできる水準です。 ただし、都内では家賃が高くなりやすいため、実際には住むエリアや家賃の条件によって余裕の出方が大きく変わります。
 

都内の大学生が一人暮らしでかかる生活費の目安

JASSOの同調査では、大学学部昼間部の下宿・アパート暮らしの学生生活費は、学費込みで年234万2900円です。自宅の年180万1300円と比べると、約54万円高くなっています。さらに東京圏では、大学学部昼間部の下宿・アパート等の学生生活費は平均で年280万7500円です。東京は全国平均より高く、家賃の影響が大きいと考えられます。
 
一人暮らしになると、授業料などの学費に加えて、家賃や光熱費、食費などを毎月自分でまかなう必要があるため、自宅から通う場合より負担が大きくなりやすいといえます。
 
特に都内では、住むエリアや駅からの距離、築年数などによって家賃に差が出やすく、同じ仕送り額でも生活の余裕は変わります。そのため、通学しやすさだけで住まいを決めるのではなく、毎月の固定費がどのくらいになるのかを確認したうえで、無理のない家計を考えることが大切です。
 

仕送り8万円を補うにはアルバイト収入でいくら必要か

JASSOの同調査では、大学学部昼間部の下宿・アパート暮らしの学生の生活費は年125万6700円で、月あたりに直すと約10万5000円です。この水準で見ると、仕送り8万円だけでは毎月2万5000円ほど不足する計算になります。そのため、不足分を補うには、少なくとも月2万5000円程度のアルバイト収入を目安にしたいところです。
 
ただし、これはあくまで全国平均であり、実際に必要な金額は家賃や食費、光熱費などによって変わります。例えば、家賃を抑えられて生活費が月9万円程度に収まるなら、必要なアルバイト収入は1万円前後で済む可能性があります。
 
一方、家賃が高く、生活費が月11万円を超えるようであれば、3万円以上の収入が必要になることもあります。無理なく続けるためには、平均額だけで判断するのではなく、毎月の支出を確かめたうえで必要な分だけ補う考え方が大切です。
 

都内での一人暮らしに向けて生活設計を考えよう

都内で一人暮らしを始める大学生にとって、仕送り8万円は生活を支える大切な土台になります。ただし、全国平均の生活費だけで判断すると足りるように見えても、実際には家賃の高さによって毎月の負担は大きく変わります。そのため、仕送りが十分かどうかは一律には決められず、住むエリアや物件の条件、日々の支出の内容まで含めて考えることが大切です。
 
また、足りない分をアルバイトで補う方法は有効ですが、授業や試験の時期には思うように働けないこともあります。
 
無理なく大学生活を続けるためには、先にアルバイトありきで考えるのではなく、まず家賃や食費、光熱費、通信費などの固定的な支出を把握し、そのうえで不足分を補う形にすることが重要です。仕送りとアルバイトのバランスを見ながら、安心して学生生活を送れる生活設計を考えましょう。
 

出典

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 令和6年度 学生生活調査結果
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 令和6年度 学生生活調査結果(集計表)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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