外食時「飲み物は水で十分」と“食事だけ”頼む夫…SNSで「恥ずかしい」「貧乏くさい」という意見もありますが、夫婦で1000円はかかりますし“お金のムダ”ですよね? 実際の費用も試算
外食時のドリンク代は、実際どのくらいかかるのでしょうか。本記事ではドリンク代を試算したうえで、飲み物を頼まない選択について考えてみます。
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外食時のドリンク代はどのくらい?
外食時にドリンクを注文した場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。飲食店のドリンク価格は業態や地域によって異なりますが、おおまかな目安は以下のとおりです。
・ソフトドリンク(単品):200~500円程度
・ドリンクバー(ファミリーレストラン):200~700円程度
・生ビール:500~800円程度
・サワー、カクテル類:300~600円程度
外食の際にドリンクを1杯注文すると、1人あたり数百円の支出が発生します。夫婦2人であれば、1回の外食で合計1000円前後のドリンク代が上乗せされることも珍しくありません。
月2回の外食でドリンクを頼むと1ヶ月・1年・5年でいくら?
夫婦2人で月に2回外食し、毎回1人1杯のドリンクを注文するケースで、ドリンク代の累計を試算してみましょう。ここでは、ノンアルコールドリンク1杯を400円、ビール1杯を600円として計算します。
図表1
| ノンアルコール(1杯400円) | ビール(1杯600円) | |
|---|---|---|
| 1回あたり(2人分) | 800円 | 1200円 |
| 1ヶ月(月2回) | 1600円 | 2400円 |
| 1年 | 1万9200円 | 2万8800円 |
| 5年 | 9万6000円 | 14万4000円 |
筆者作成
図表1のとおり、ノンアルコールドリンクの場合でも5年間で9万6000円、ビールの場合は14万4000円にのぼります。1回ごとの金額はわずかに感じられますが、長期的に見るとまとまった金額になることが分かります。
もちろん、この金額はドリンクを注文しなければ発生しない支出です。「節約」の観点だけでいえば、水で済ませるという判断にも一定の合理性があるといえるでしょう。
外食で飲み物を頼まないのは「恥ずかしい」こと?
SNSやインターネット上では、外食でドリンクを頼まないことについてさまざまな意見が見られます。
「食事だけで飲み物を頼まないのはマナー違反」「ケチに見える」といった否定的な声がある一方、「飲みたくないものに無理にお金を払う必要はない」「水を頼むのは普通のこと」という肯定的な意見もあります。
飲食店で食事を注文したうえで飲み物は水にするという行為自体は、法的に問題のあるものではありません。また、多くの飲食店では無料で水を提供しており、ドリンクの注文を強制されるケースはほとんどないでしょう。
ただし、飲食店にとってドリンクは、利益率の高いメニューの1つであるという側面もあります。お気に入りの店を長く応援したいという気持ちがあるのであれば、時にはドリンクを注文することが店の経営を支えることにもつながるでしょう。
結局のところ、ドリンクを頼むかどうかは個人の自由であり、どちらの選択にも正解・不正解はないといえます。
夫婦間で意見が分かれる場合は、「月に1回は好きなドリンクを注文する」「特別な日だけドリンクを頼む」など、お互いに納得できるルールを設けてみるのも1つの方法かもしれません。
まとめ
外食時のドリンク代は、夫婦2人で月2回の外食とすると、5年間でノンアルコールなら約10万円、アルコールなら約14万円にのぼる場合があります。
節約の観点からは「水で十分」という考えにも一理ありますが、外食でドリンクを頼まないことが「恥ずかしい」かどうかは、個人の価値観によるところが大きいといえるでしょう。
家計とのバランスを考えながら、夫婦で話し合って自分たちに合ったスタイルを見つけることが大切です。
執筆者 : 金子賢司
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