車を使うたびに妻から「近所の買い物なら自転車のほうが安いのでは?」と言われます。実際にはガソリン代は積み重なるものでしょうか?
一方で、短い距離でもガソリンは消費します。近所への買い物では1回あたりの負担は小さく感じますが、同じような移動を何度も繰り返せば、月単位では家計に影響する可能性があります。
そこで本記事では、近所の買い物にかかるガソリン代の考え方と、自転車との使い分け方を解説します。
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近所の買い物でも車を使うとガソリン代はかかる
車は、近い距離を走るだけでもガソリンを使います。
例えば、自宅から片道2キロメートルの店へ車で行く場合、往復で4キロメートル走ることになります。短い距離なので大きな出費には見えませんが、週に何度も使えば金額は増えていきます。
また、近距離の運転は燃費が悪くなりやすい点に注意しましょう。燃費とは、1リットルのガソリンで何キロメートル走れるかを示す数値です。
近所への移動では、信号待ちや一時停止で発進と停止を繰り返すため、ガソリンを効率よく使いにくい傾向があります。その結果、カタログに書かれている燃費よりも実際の燃費が悪くなる場合も考えられます。
つまり、「近いからほとんどガソリン代はかからない」と考えるよりも、「短距離でも毎回少しずつガソリン代が発生している」と考えるほうが、家計管理には向いているといえます。
ガソリン代は「距離・燃費・単価」で計算できる
ガソリン代は、「ガソリン代=走行距離÷燃費×ガソリン単価」でおおよそ計算できます。例えば、往復4キロメートル、燃費15キロメートル/リットル、ガソリン単価170円/リットルで計算すると、1回あたりのガソリン代は「4÷15×170=約45円」です。
1回45円と聞くと、それほど高いとは感じないかもしれません。ただし、週5回同じ距離を車で移動すると、1週間で約225円、1ヶ月で約900円になります。さらに、買い物以外にも駅への送迎、コンビニ、子どもの習い事などで車を利用すれば、負担はさらに大きくなるでしょう。
ガソリン価格は、地域や時期によって変わります。正確に知りたい場合は、給油時のレシートや資源エネルギー庁の価格調査を確認し、自宅の車の実燃費に近い数値で計算するとよいでしょう。車種ごとの目安を知る際は、メーカー公表値や国土交通省の燃費情報を参考にできます。
自転車と車では買い物1回より月単位で差が出る
一方、自転車はガソリン代がかかりません。もちろん、タイヤやブレーキの点検、パンク修理などの費用は発生しますが、近所の買い物だけで見れば、車より移動コストを抑えやすい手段です。
例えば、片道2キロメートル程度の買い物であれば、荷物が少ない日や天気がよい日であれば、自転車でも十分に移動できでしょう。一方で、雨の日や米・飲料など重い物を買う日は車を使うと決めておけば、負担を減らしながら無理なく節約できます。
ただし、自転車にも安全面の注意が必要です。自転車は道路交通法上の軽車両であり、歩道と車道の区別がある場所では車道通行が原則です。歩道を通れる場合でも歩行者優先しながら、車道寄りを徐行しなければなりません。そのため、節約だけを優先せず、安全に走れる道かどうかも考えて移動手段を選びましょう。
近距離の移動は車と自転車を使い分けて節約しよう
近所の買い物で使うガソリン代は、1回ごとに見ると少額です。ただし、週に何度も車を使うと、月単位では無視しにくい金額になります。特に、短距離運転は燃費が伸びにくいため、思ったよりガソリンを使っているかもしれません。
車を使うか自転車を使うかは、移動の目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。荷物が多い日、天気が悪い日、家族を乗せる日は車が便利です。
一方で、近くの店へ少量の買い物に行く日は、自転車を選ぶだけでガソリン代を抑えやすくなります。
まずは、よく行く店までの距離と、車の燃費を使って1回あたりのガソリン代を計算してみましょう。金額が見えると、車と自転車の使い分けを家族で話し合いやすくなります。無理のない範囲で移動手段を選ぶことが、家計にも暮らしにもやさしい節約を目指しましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果
国土交通省 自動車の燃費性能に関する公表(令和8年4月1日現在)
警察庁 自転車交通安全 自転車の交通ルール
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
