長距離運転後「タイヤの空気圧不足」で“ガソリン代”が上がる!? 放置すると「1万円の損」になる可能性も…点検の目安は“月1回”で大丈夫? 家計・安全面のリスクを確認
しかし、タイヤの空気圧不足は燃費の悪化につながり、年間で見ると家計への負担が意外と大きくなることがあります。さらに、タイヤの寿命や安全性にも関わるため、単なる「ちょっとしたメンテナンス」とは言い切れません。
本記事では、家計と安全の両面からタイヤ空気圧の重要性を見ていきます。
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目次
タイヤの空気圧はなぜ気にする必要がある? 長距離運転後に点検したい理由
タイヤの空気圧は、車を使っていても使っていなくても少しずつ低下します。タイヤ内の空気は自然に抜けていくため、長期間点検しないと適正値を下回ることがあります。
「長距離運転をしたばかりだから空気圧は大丈夫」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。長距離ドライブを楽しんだ後は、高速道路の走行や荷物の積載でタイヤへの負荷が大きくなります。そのため、連休後は一度タイヤの空気圧を確認しておくと安心です。
また、季節の変わり目は、気温差によって空気圧が変化しやすい点にも注意が必要です。春から初夏にかけては寒暖差があるため、想定以上に空気圧が変わっていることもあります。
タイヤの空気圧不足でガソリン代はいくら変わる?
タイヤの空気圧不足による燃費への影響は、車種や不足の程度によって異なりますが、ここでは分かりやすく「燃費が5%悪化したケース」で試算します。
・年間走行距離:5000キロメートル、1万キロメートル、1万5000キロメートル
・通常燃費:15キロメートル/リットル
・空気圧不足による燃費悪化:5%(実質燃費14.25キロメートル/リットル)
・ガソリン価格:170円/リットル
このケースにおける、通常時の年間ガソリン代は次のとおりです。
5000キロメートル ÷ 15キロメートル/リットル × 170円 = 約5万6600円
1万キロメートル ÷ 15キロメートル/リットル × 170円 = 約11万3300円
1万5000キロメートル ÷ 15キロメートル/リットル × 170円 = 約17万円
次に、燃費が5%悪化して14.25キロメートル/リットルになった場合を計算します。
5000キロメートル ÷ 14.25キロメートル/リットル × 170円 = 約5万9600円(差額約3000円)
1万キロメートル ÷ 14.25キロメートル/リットル × 170円 = 約11万9200円(差額約5900円)
1万5000キロメートル ÷ 14.25キロメートル/リットル × 170円 = 約17万8900円(差額約8900円)
通勤やレジャーで車をよく使う家庭では、年間1万円近い差になる可能性もあります。「タイヤの空気圧を適正に保つだけ」で防げる出費としては、決して小さい金額ではないでしょう。
ガソリン代だけではない? タイヤの空気圧不足によるリスク
空気圧不足の状態では、タイヤの接地面に偏りが生じやすくなり、偏摩耗が起きることがあります。偏摩耗が進めば、本来より早いタイミングでタイヤ交換が必要になるかもしれません。
車種やタイヤの種類によりますが、4本の交換で数万円以上かかることもあります。ガソリン代より、タイヤ交換費用の負担のほうが大きくなる可能性があります。
さらに深刻なのは、バーストなどの事故リスクです。空気圧不足のタイヤはたわみが大きくなり、走行中に発熱しやすくなります。高速道路では特に負荷が高くなるため、重大事故につながる危険があります。
ブレーキ性能やハンドリングにも影響するため、節約だけでなく安全管理として考えるべきポイントです。
タイヤの空気圧はどれくらいの頻度で点検する?
一般的には、月に1回程度の点検が目安とされています。特に長距離運転の前後や、季節の変わり目には確認しておくと安心です。
適正空気圧は、運転席ドア付近のラベルや車の取扱説明書で確認できます。タイヤの側面に書かれている数字を目安にするのではなく、車両メーカーの指定値を見ることが大切です。
また、ガソリンスタンドで無料点検に対応しているケースもあります。給油ついでに数分で済むことが多いため、負担はそれほど大きくありません。
数分の点検が家計と安全を守ることにつながる
タイヤの空気圧不足は、普段あまり意識しない部分ですが、燃費悪化によって年間数千~1万円近い差につながる可能性があります。空気圧の点検は数分で済みますが、後回しにすると燃料代やタイヤ交換費、安全面で思わぬ負担につながることもあるでしょう。
家計の無駄な出費を防ぎ、安全に車を使い続けるためにも、GWなどでの長距離走行後は、一度点検してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
