電車のホームで人にぶつかられ、スマホを落として液晶がバキバキに…。このような場合、相手に弁償を求めて良いものでしょうか?
本記事では、電車のホームで人にぶつかられてスマホが壊れた場合に、修理代を請求できる可能性や、対応時に確認しておきたいポイントについて解説します。
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目次
わざとでなくてもスマホの修理代を請求できる場合がある
相手に落ち度があるといえる場合は、修理代を請求できる可能性があります。ここでいう落ち度とは、わざと壊した場合だけでなく、不注意によって他人に損害を与えた場合も含まれます。
例えば、相手が走ってホームを移動していた、前を見ずに歩いていた、混雑していないのに強くぶつかってきたといった事情があれば、相手に過失があったと判断されることがあります。過失とは簡単にいえば、注意すべきだったのに必要な注意をしなかったことです。
ただし、朝の通勤ラッシュのようにホームが非常に混雑していて、誰が悪いとも言いにくい状況であれば、相手にだけ責任を負わせるのは難しいでしょう。ぶつかった事実があっても、それだけで修理代の全額を請求できるとはかぎりません。
弁償を求めるには、相手の落ち度とスマホ破損の証拠が大切
弁償を求める際は、「相手に落ち度があったこと」と「そのせいでスマホが壊れたこと」を説明できるようにしておく必要があります。この点があいまいだと、相手から「本当に自分が原因なのか」と反論される可能性があります。
例えば、ぶつかられる前は画面が割れていなかったこと、ぶつかられた直後にスマホを落としたこと、その結果として液晶が割れたことを示せると、話し合いを進めやすくなるでしょう。
そのため、スマホの破損部分を写真に残し、修理店の見積書も取っておき、事故が起きた日時や駅名、ホームの場所なども、忘れないうちにメモしておきましょう。
また、近くに目撃者がいれば、連絡先を聞いておくと助けになる場合があります。さらに、駅の防犯カメラに状況が映っているかもしれません。ただし、防犯カメラ映像は個人が自由に見られるものではないため、駅員や警察、弁護士などに相談しながら確認を進めることになります。
弁償を求めたい場合は駅員や警察に相談してから対応する
その場で相手が分かっている場合でも、無理に直接請求しようとする必要はありません。ホーム上でのトラブルは、相手との言い合いに発展するおそれもあるため、まずは駅員に事情を伝え、必要に応じて警察にも相談しましょう。
そのうえで、スマホの破損状況を写真に残し、修理店で見積もりを取っておくことが大切です。事故が起きた日時や駅名、ホームの場所、相手の特徴なども、覚えている範囲でメモしておくと後の相談に役立ちます。
修理代を請求したい場合は、実際にかかる費用を確認してから相談を進めるとよいでしょう。修理できる場合は修理店の見積書、買い替えが必要な場合は端末の状態や使用年数が分かる情報を用意しておくと、被害の内容を説明しやすくなります。
ただし、買い替えが必要になったとしても、新品代をそのまま請求できるとはかぎりません。スマホは使うほど価値が下がるため、購入してからの年数や端末の状態、修理の可能性などをふまえて、請求できる金額が判断されることがあります。
相手が支払いに応じない場合や、そもそも相手の連絡先が分からない場合は、自分だけで解決しようとせず、駅員や警察、弁護士などに相談することも検討しましょう。請求額が比較的少ない場合でも、証拠が残っていれば、話し合いや少額訴訟などの手続きに進める可能性があります。
電車のホームでスマホを壊されたら、証拠を残して落ち着いて相談しよう
電車のホームで人にぶつかられてスマホが壊れた場合、相手に不注意があれば弁償を求められる可能性があります。ただし、ホームの混雑状況やぶつかったときの状況によっては、相手に責任を問うのが難しいこともあります。
そのため、感情的に相手へ請求するのではなく、まずは何が起きたのかを整理することが重要です。相手の行動や現場の状況、スマホが壊れた流れをできるだけ具体的に残しておけば、後から状況を説明しやすくなります。破損状況の写真を撮り、事故が起きた日時や駅名、ホームの場所などもメモしておきましょう。
その場で相手が分かっている場合でも、無理に直接請求しようとすると、言い合いになるおそれがあります。まずは駅員に事情を伝え、必要に応じて警察や弁護士などに相談しながら対応を進めると安心です。証拠や修理費用を整理し、落ち着いて解決を目指しましょう。
出典
デジタル庁 e-Gov 民法 第七百九条(不法行為による損害賠償)
最高裁判所 少額訴訟
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

