引っ越しの1週間前、ポストに「不用品を無料で回収します」という案内が入っているのを見つけました。粗大ごみに出すより安く済みそうですが、本当に無料で回収してくれるのでしょうか?
そんな時、ポストに入っていた「不用品を無料で回収します」というチラシを見つけたら、利用を検討したくなる方もいるでしょう。しかし、「無料」という言葉をそのまま信じてしまうのは非常に危険です。
費用を抑えるつもりが、結果として数万円単位の損失につながる可能性があります。本記事では、不用品回収に関するトラブルの事例や、適切な処分方法について解説します。
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無料の罠! 不用品回収で発展するトラブルの実態
引っ越しの準備を進める中で、ポストに入っている「不用品を無料で回収します」というチラシは魅力的に見えるものです。特に自治体の粗大ごみ回収の予約が間に合わないかもしれないと焦っている時期には、「費用を抑えられる」と考え、利用を検討してしまう人もいるでしょう。
しかし、「無料」という言葉を鵜呑みにして回収を依頼すると、思わぬ金銭トラブルに巻き込まれるかもしれません。
実際には、「不用品を無料で回収します」と記載したチラシを各家庭へ配布するほか、軽トラックなどで地域を巡回しながら不用品を回収したりする業者も見受けられます。
こうした業者を利用した結果、「無料だと思っていたのに後から料金を請求された」「荷物を積み込んだ後に高額な費用を請求された」といったトラブルも発生しています。
また独立行政法人国民生活センターにも、違法に回収を行う業者に関する相談が多数寄せられています。具体的には、次のようなトラブルが報告されています。
・見積もりより高額な料金を請求され、断ると荷物をすべて降ろすと言われた。
・「軽トラック積み放題」の広告を見て依頼したが、当日に積載制限を告げられ、キャンセル時に料金を請求された。
・軽トラック1台分に満たない量にもかかわらず2台分の料金を請求され、支払えないと伝えると銀行で現金を引き出すよう求められた。
当初は数千円で済むはずだった粗大ごみの処分費用が、結果として数万円の大きな損失になってしまうケースもあるかもしれません。
不用品回収業者を選ぶ際は必要な許可を確認
ポストにチラシを投函している不用品回収業者の中には、必要な許可を受けずに営業している「無許可業者」が含まれている可能性があります。
環境省によると、家庭の廃棄物を回収するには、「一般廃棄物処理業の許可」が必要です。「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」を掲げている業者も見られますが、これらの許可だけでは、一般家庭の不用品を回収することはできません。
前述のような高額請求などのトラブルが起こる背景には、必要な許可を受けずに営業している業者が含まれている可能性があることも挙げられます。そのため、一見すると格安や無料に見える料金だけで判断せず、業者の許可の有無なども確認することが大切です。
引っ越し前の不用品処分は自治体・買取サービスを確認
引っ越しまで残り1週間という限られた時間の中でも、お金を無駄にせず安全に不用品を処分する方法は残されています。まずは、自分が住んでいる自治体の粗大ごみ受付センターに問い合わせをしましょう。自治体による処分であれば、品目ごとに数百円程度で処分することが可能なケースもあります。
また、まだ使用できる比較的新しい家電や家具であれば、出張買取に対応している大手のリサイクルショップや、地域の譲り合いプラットフォームを活用することで、処分費用をかけずに手放せるだけでなく、売却によって収入を得られる可能性もあります。
まとめ
引っ越しの予算を少しでも節約しようとして無料の不用品回収チラシを頼った結果、数万円ものキャンセル料や追加費用を支払うことになっては本末転倒です。急な引っ越しでどうしても民間業者を頼らざるを得ない場合は、必ずその業者が「一般廃棄物処理業の許可」を受けているか事前に確認するようにしましょう。
少しの手間を惜しまずに正しい情報を確認することが、結果としてご自身の大切なお金と安心を守るための選択につながります。
出典
独立行政法人国民生活センター 不用品回収サービスのトラブル-市区町村から一般廃棄物処理業の許可を受けず、違法に回収を行う事業者に注意!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

