町内会から「災害用の備蓄品を買うため、各世帯追加で5000円必要」と言われました。すでに年会費を払っているのに、追加徴収にも応じる必要はあるのでしょうか…?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
町内会から「災害用の備蓄品を買うため、各世帯追加で5000円必要」と言われました。すでに年会費を払っているのに、追加徴収にも応じる必要はあるのでしょうか…?
町内会費を毎年支払っているにもかかわらず、「災害用の備蓄品を購入するため、各世帯5000円を追加で負担してください」と言われると、「払わなければならないのだろうか」と疑問に思う人もいるでしょう。
 
地域の防災は大切ですが、突然の追加徴収に戸惑うのも無理はありません。実際のところ、追加徴収に必ず応じる義務があるとは一概にはいえません。
 
この記事では、自治会・町内会の役割や追加徴収の考え方、納得できない場合の対応について分かりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

町内会から追加で5000円を求められたら必ず支払う必要はある?

結論からいうと、町内会から追加で会費を求められたとしても、必ず支払わなければならないとは限りません。
 
自治会や町内会は、行政機関ではなく、地域住民が自主的に運営する団体です。
 
総務省によると、自治会・町内会等は「町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体」であり、「区域の住民相互の連絡、環境の整備、集会施設の維持管理等、良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動」を行う組織とされています。
 
つまり、自治会や町内会は、住民同士の交流や地域の環境美化、防災活動など、暮らしやすい地域づくりを目的として活動している団体です。
 
そのため、会費や追加負担については、それぞれの自治会・町内会の規約や総会での決議に基づいて運営されるのが一般的です。
 
一方で、自治会費や町内会費そのものは法律で全国一律に定められているものではありません。追加徴収についても、「どのような手続きを経て決まったのか」を知ることが重要になります。
 

災害用備蓄のために追加徴収されるケースとは

近年は地震や豪雨などの自然災害が増えていることから、防災用品を充実させるために追加徴収を行う自治会・町内会もあるでしょう。
 
例えば、次のような備蓄品をまとめて購入するケースです。
 

・飲料水や非常食
・簡易トイレ
・毛布やアルミブランケット
・発電機
・救急用品
・防災倉庫 など

 
こうした備蓄品は、災害発生直後に地域住民同士で助け合うために役立つと考えられます。行政による支援が届くまで時間がかかる場合もあるため、自主防災の取り組みとして整備を進める自治会・町内会も少なくないでしょう。
 
ただし、「防災のため」という理由だけで、どのような追加徴収でも当然に認められるわけではありません。
 
例えば、規約に追加徴収の方法が定められているのか、総会で会員の承認を得ているのか、金額の根拠は明確かといった点は確認しておきたいポイントです。
 

納得できない場合はまず使い道や決定方法を確認しよう

追加徴収に疑問を感じた場合は、すぐに支払いを拒否したり、不満をぶつけたりする前に、内容を確認することをおすすめします。
 
まず確認したいのは、「誰がどのように決めたのか」です。
 
例えば、

・総会で正式に承認されたのか
・予算書や見積書があるのか
・年会費では不足する理由は何か
・今回限りの徴収なのか

といった点が分かれば、必要性を判断しやすくなります。
 
もし説明を受けても納得できない場合は、役員に質問したり、総会で意見を述べたりする方法があります。自治会や町内会は住民による自主的な組織であるため、会員が運営について意見を伝える機会が設けられていることが一般的です。
 
なお、前述の通り、自治会や町内会は自主的な団体であり、追加徴収があったからといって一律に法的な支払い義務が生じるわけではありません。実際の取り扱いは、自治会・町内会の規約や総会での決議内容などによって異なるため、不明な点があれば役員へ確認することが大切です。
 

町内会費の追加徴収は義務とは限らないため内容を確認して判断しよう

町内会が災害用備蓄品を整備することは、地域の防災力を高めるうえで大切な取り組みです。しかし、年会費とは別に5000円を追加徴収すると言われた場合でも、当然に支払い義務が生じるとは限りません。
 
大切なのは、追加徴収の目的や金額の根拠、総会での承認の有無、自治会・町内会の規約などを確認することです。十分な説明があり、多くの会員が納得して決定した内容であれば、地域全体の安全のために協力することもひとつの選択肢でしょう。
 
まずは役員に事情を確認し、冷静に話し合うことで、近所との良好な関係を保ちながら納得できる結論を見つけやすくなります。地域の防災は住民同士の信頼関係によって支えられる面も大きいため、疑問点は遠慮せず確認し、お互いが理解できる形で協力していくことが大切です。
 

出典

総務省 自治会・町内会等とは(1ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE