実家の“古いエアコン”を「無料の廃品回収業者」に渡したら、友人に「後から罰金50万円になる」と言われました…「実際は不法投棄してる」そうですが、私の責任になるんですか? 処分方法を確認

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実家の“古いエアコン”を「無料の廃品回収業者」に渡したら、友人に「後から罰金50万円になる」と言われました…「実際は不法投棄してる」そうですが、私の責任になるんですか? 処分方法を確認
夏に向けてエアコンの買い替え需要が高まる時期は、古いエアコンの処分に関するトラブルが増える傾向にあります。処分費用を節約しようと「無料回収」をうたう無許可の廃品回収業者にエアコンを引き渡す行為は、法的なリスクを伴うケースが多いです。
 
本記事では、無許可業者へ依頼した場合に起こりうる罰則の可能性や金銭トラブル、そして家電リサイクル法に基づく処分方法について解説します。
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無料の廃品回収業者にエアコンを引き渡すことのリスク

エアコンは、「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」の対象品目です。この法律では、消費者に対して、不要になった対象家電を家電小売店などに適切に引き渡し、リサイクルと収集運搬にかかる費用を負担するよう求めています。
 
一方、街中を軽トラックで巡回したり、空き地などで「不要な家電を無料で引き取ります」と掲げたりしている業者の中には、自治体から「一般廃棄物処理業」の許可を得ていない業者が含まれていることがあります。
 
こうした無許可業者にエアコンを引き渡すと、家庭ごみが適正に処理されたかどうかを確認できなくなります。無許可業者の中には、産業廃棄物処理業の許可や古物商の許可を持っていることを宣伝しているケースもありますが、これらは家庭ごみを回収するための許可ではないため、注意が必要です。
 

「罰金50万円」の根拠と不法投棄に関わるリスク

無許可業者の一部には、回収した家電から売却できる金属部品だけを抜き取り、価値のないプラスチック部品などを山林に不法投棄するケースが報告されています。こうした不適正な処理のほか、フロンガスなどの有害物質の放出や、保管中の火災といった問題も起きています。
 
タイトルにある「罰金50万円」は、家電リサイクル法における罰則の上限額です。ただし、これは小売業者や製造業者が引き取り・引き渡し義務などに違反した場合に科されるもので、一般の消費者に直接適用される罰則ではありません。
 
一方、消費者側にもリスクがないわけではありません。もしエアコンが不法投棄され、製造番号などから元の所有者にたどり着いた場合、行政機関から事情を聞かれることがあります。
 
一般廃棄物の処理を、無許可と知りながら業者に委託した場合は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の委託基準違反に問われる可能性があり、悪質なケースでは不法投棄への関与とみなされることも考えられるでしょう。
 
廃棄物処理法では、こうした違反に対して拘禁刑や罰金といった罰則が設けられています。無許可業者への委託にあたる委託基準違反では3年以下の拘禁刑もしくは300万円以下の罰金、不法投棄や無許可営業など悪質なケースでは5年以下の拘禁刑もしくは1000万円以下の罰金が科される可能性があるため、注意が必要です。
 

無料回収業者をめぐる金銭トラブル

無許可の回収業者が引き起こす問題は、法的なリスクだけではありません。金銭トラブルに巻き込まれるケースも報告されています。「無料回収」を信じて依頼したところ、トラックに積み込んだ直後に「作業代や運搬費は別料金です」と言われ、高額を請求される手口もあるようです。
 
国民生活センターには、最初は無料と説明されたのに、結果的に数万円を請求されたという相談が寄せられています。一度積み込まれてしまうと断りにくい状況になり、やむを得ず支払ってしまうケースも見られます。処分費用を抑えようとした結果、かえって出費がかさんでしまっては本末転倒です。
 

家電リサイクル法に基づくエアコンの処分方法と費用

エアコンを適正に処分するには、決められたルートを利用する必要があります。新しい製品に買い替える場合は、購入先の家電量販店などに古いエアコンの引き取りを依頼しましょう。
 
買い替えを伴わない場合は、以前購入した店舗に依頼するか、お住まいの自治体が案内する許可業者に依頼します。適正なルートで処分する場合、所有者はリサイクル料金と収集運搬料金を負担することになります。リサイクル料金はメーカーによって異なりますが、主要メーカーの場合は税込990円~2000円程度に設定されていることが多いようです。
 
これに業者ごとの収集運搬料金が加算され、合計で2000円から4000円程度になるのが一般的です。正確な金額は、お使いのエアコンのメーカーや依頼先に確認することをおすすめします。
 

エアコンの処分は所有者の責任で

古いエアコンを処分する際、無許可の回収業者を利用すると、不法投棄や金銭トラブルに巻き込まれる可能性があります。家電リサイクル法に基づいて支払う数千円の費用は、環境保全と資源の有効活用を支えるためのコストです。
 
処分費用を惜しんで無許可業者に頼るのではなく、購入店舗や自治体が案内する方法で処分することをおすすめします。不要になった家電製品を手放す際は、正しい知識を持って、所有者としての責任を果たすことが大切です。
 

出典

環境省 廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター 2026年7 月版家電リサイクル料金一覧表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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